犬の歯が欠けた・折れたらどうする?対処法とやってはいけないこと、ケアのポイントは?
犬の病気

2026年3月12日

愛犬の歯が欠けたり折れたりしたら、どのような対応をすべきか悩むこともあるかと思います。家庭での対応や受診の目安を知ることができると安心ですよね。こちらの記事では、犬の歯が欠ける・折れる原因や、家庭での対処法、注意すべきことなどをご紹介します。

犬の歯が欠ける・折れるのはなぜ?考えられる主な原因

犬の歯が欠けたり折れたりする原因には、下記のようなものがあります。

硬いものを噛んだ

鹿の角や牛の蹄といった硬いおやつ、プラスチック製のおもちゃなどを噛んだ瞬間に、歯が欠けたり折れたりすることがあります。

外傷

散歩中の衝突や高い所からの落下などの衝撃で、歯が欠けたり折れたりすることがあります。

歯周病

歯周病が進行すると歯を支える組織が弱くなり、強い力が加わった際に歯が欠けたり折れたりしやすくなることがあります。

加齢

加齢に伴って歯や歯の周りの組織が変化し、若いときに比べると歯が欠けたり折れたりしやすくなることがあります。

犬の歯が欠けた・折れたときに注意が必要なこと

愛犬の歯が欠けた・折れたのに気づいた場合、程度が軽く見えても自己判断せず、動物病院を受診することをおすすめします。痛そうでなかったとしても、見えない部分で歯髄炎や感染が進行する可能性があり、治療が必要になることがあります。

中でも特に注意したいのは、歯が欠けたり折れたりしている断面にピンクや黒の点が見えている状態です。歯の神経(歯髄)が露出している可能性があり、強い痛みや感染を伴うことがあります。この場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください
他にも緊急性の高い受診の目安について、次の章でご説明します。

こんなときは早めに動物病院を受診しよう

前章でお伝えしたように愛犬の歯が欠けた・折れた際は、動物病院で診察を受けることをおすすめします。なかでも下記のような様子が見られる場合は、可能であれば当日中の受診を検討してください

  • 歯が欠けたり折れたりした断面に「ピンクの点」や「黒い点」が見える
  • 口元や顔を触られるのを極端に嫌がる
  • 片側の歯だけで食べ物を噛んでいる
  • よだれが増えている
  • よだれに血が混じっている
  • 目の下や頬のあたりが腫れている

犬の歯が欠けた・折れたときに家庭でできる対処法

動物病院を受診するまでの間には、下記のような対応をしてください。

安静に過ごす

慣れた環境でできるだけ安静に過ごすようにしましょう。動物病院を受診するまでは、硬い食事や硬いおもちゃは避けるようにしましょう。

欠けた・折れた歯の破片が見つかった場合は保管する

欠けた・折れた歯は清潔な容器に入れて保管しましょう。受診時に持って行くと、診断や治療方針の参考になることがあります。

犬の歯が欠けた・折れたときにやってはいけないこと

下記のようなことは症状を悪化させる可能性があるため、しないように注意してください。

症状を放置する

愛犬が痛そうにしていなくても、早めに動物病院で相談するようにしましょう。放置していると症状が悪化するおそれがあります。

無理やり口の中を見る・触る

口を無理に開けて中を見よう・触ろうとしないようにしてください。痛みを感じてトラウマになったり治療が難しくなったりすることがあります。

人間用の薬を使用する

人間用の薬には犬にとって有害な成分が含まれている可能性があるため、絶対に与えないでください

患部を歯磨きする 

患部の歯磨きはしないでください。特に神経が露出している場合は強い痛みを引き起こす可能性があるため、患部への刺激は避けましょう。
治療中のデンタルケア方法に関しては、受診時に獣医師に相談するようにしてください。

犬の歯を丈夫に保つために取り組みたいケア方法

ここからは愛犬の歯を丈夫に保つためのケア方法をご紹介します。習慣にして、トラブルを予防するようにしましょう。

歯磨きをする

犬の歯を丈夫に保つためには、日々の歯磨きで歯を清潔にしておくことが何より大切です。犬は歯垢が比較的短期間で歯石へと変化するといわれており、歯石の蓄積は歯周病のリスクになります。

早い段階で歯垢を取り除くために、可能であれば毎日の歯磨きが理想ですが、無理のない頻度で継続することが大切です。
犬用の歯ブラシや歯磨きシートなどを使って、歯と歯茎の間や奥歯も丁寧に磨くようにしましょう。

口の中をこまめにチェックする

口の中をこまめにチェックするようにしましょう。口臭が強くなっていないか、歯茎に赤みや腫れはないか、歯石が溜まっていないかなどを確認してください
いつもと違う点や心配な症状が見られた場合は、動物病院で相談しましょう。

定期的な健診を受ける

目立ったトラブルがない場合も、半年〜1年に1回は動物病院で健診を受けるようにしましょう。
見えづらいところに汚れが溜まっていたり歯石ができていたりする可能性があります。このとき、月齢や症状に応じたケア方法も相談できると良いですね。

食事を工夫する

ドライフードのなかには、噛むときの物理的な刺激によって歯を清掃する効果が期待できるものもあります。
また糖分を多く含むおやつは与えすぎないよう注意しましょう。

犬の歯に関する相談はオンラインでも

愛犬の歯が欠けたり折れたりしたら、すぐに病院に連れて行くべきなのか、自宅でするべきケアはあるのかなど、悩むこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」を使うのも一つの方法です。家にいながらスマホのアプリで愛犬の様子を獣医師に診てもらい、適切な対応のアドバイスをもらうことができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。