2026年3月11日
愛猫の歯がグラグラしていたら心配になりますよね。受診した方が良いのか、自宅でできることはあるのかなど、疑問もあるかと思います。こちらの記事では、猫の歯がグラグラする原因や治療方法、家庭での対処法などをご紹介します。
猫の歯がグラグラする原因は?
猫の歯がグラグラする原因には下記のようなものがあります。
乳歯から永久歯への生え変わり
生後3〜7ヶ月ごろ、子猫の歯は乳歯から永久歯に生え変わります。このとき、乳歯が抜けかけてグラグラすることがあります。
歯周病
歯周病が重症化すると、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラすることがあります。
吸収病巣
歯を壊す細胞が活性化し、歯が溶ける猫特有の病気です。発症すると、歯の根元が溶けてグラグラすることがあります。
外傷
高い所から落ちる、硬いおもちゃを噛むなどしたときに、衝撃で歯がグラグラすることがあります。
愛猫の歯がグラグラしていたら動物病院を受診しよう
愛猫の歯がグラグラしている場合、生後3〜7ヶ月ごろの子猫であれば、歯が生え変わるタイミングなので問題ありません。しかし成猫であれば、何らかのトラブルが起こっている可能性が高いです。
症状を放置すると、痛みが強くなったり重症化して全身に影響を及ぼしたりすることがあるため、できるだけ早めに動物病院を受診することをおすすめします。
特に下記のような様子が見られる場合は緊急度が高く、状態によっては早めの受診が望ましいです。可能であれば当日中の受診を検討しましょう。
- 食欲が全くない、水分が摂れない
- 目の下や頬が腫れている
- よだれが大量に出て血や膿が混じっている
- 鼻水やくしゃみが止まらない
- 口元を気にして、触ろうとすると激しく怒る
猫の歯がグラグラするときの治療方法は?
猫の歯がグラグラするときの治療方法は、原因によって異なります。原因別に治療方法をご説明します。
歯周病の場合
全身麻酔を施した上で、歯周病の原因となる歯石を取り除きます。ぐらつきが強い歯は、状態によっては抜歯が必要なこともあります。投薬治療を行うこともあります。
吸収病巣の場合
全身麻酔を施した上で、溶けている歯を抜く治療が一般的です。初期段階や全身麻酔のリスクがある場合は、鎮痛剤や抗炎症薬の投与をしながら様子を見ることもあります。
外傷の場合
歯のぐらつきがひどい場合や神経が露出している場合は、歯の状態に応じて抜歯や修復のための処置が検討されます。歯の状態によっては、歯の修復治療を行うこともあります。
猫の歯がグラグラするときの家庭での対処方法
前述の通り愛猫の歯がグラグラする際は、動物病院での受診が必要です。下記のように対処した上で、動物病院を受診してください。
症状を観察する
歯がグラグラしているときは、他に下記のような様子が見られないか確認しましょう。受診時に伝えると診察がスムーズになることがあります。
- 口臭が強くなった
- よだれの量が増えた
- 歯茎に赤み・腫れ・出血がある
- 食欲がない、食べづらそうにしている
- 顔や口周りを触られるのを嫌がる
柔らかい食事を与える
受診までの間や治療期間に食事をする際は、ぬるま湯でふやかしたドライフードやウェットフードなど、柔らかいものを食べさせましょう。食べるときの歯への負担を減らすことができます。
猫の歯がグラグラするときにやってはいけないこと
愛猫の歯がグラグラしている場合、下記のようなことはしないようにしましょう。症状が悪化するおそれがあります。
症状を放置する
子猫期の生え変わり以外で歯がグラグラしている場合は、症状を放置しないようにしましょう。痛みが強くなったり細菌感染したりするリスクがあります。
無理に抜こうとする
グラグラしている歯を無理に抜かないようにしてください。強い痛みを感じたり歯が折れたりする危険性があります。
患部の歯を磨く
患部の歯を磨くのはやめましょう。出血したり症状が悪化したりする可能性があります。治療中のケアの方法は受診時に相談するようにしてください。
人間用の薬を使用する
人間用の薬は猫にとって有害な成分が含まれている可能性があるため、自己判断で使用せず必ず獣医師に相談してください。
硬い食事やおもちゃを与える
硬い食事やおもちゃはグラグラしている歯が折れてしまったり、周りの歯茎を傷つけてしまったりする可能性があります。
前章でお伝えしたようにフードは柔らかくして与えましょう。噛むおもちゃの強度にも注意してください。
猫の歯を丈夫に保つために取り組みたいケア方法
これまでご説明したように、愛猫の歯がグラグラするときは口の中でトラブルが起こっていることが多いです。トラブルを未然に防ぐためには、普段のケアで口の中を清潔にして歯を丈夫に保つことが大切です。
下記のようなことを習慣にして、普段からケアに取り組みましょう。
歯磨きをする
猫の歯を丈夫に保つためには、歯磨きで歯を清潔にしておくことが重要です。
歯磨きはできれば毎日行うのが理想ですが、少なくとも歯垢が歯石に変わる2〜3日に1回は磨けると良いでしょう。
歯と歯茎の間や奥歯まで、丁寧に磨くようにしてください。
口の中をこまめにチェックする
できるだけ毎日口の中をチェックするようにしましょう。赤みや腫れはないか、歯石は溜まっていないか、口臭は強くなっていないかなどを確認し、気になることがある場合は動物病院で相談するようにしてください。
こまめにチェックすると、トラブルを早く見つけることができます。
定期健診を受ける
目立ったトラブルがなくても、半年〜1年に1回は動物病院で健診を受けるようにしましょう。見えづらいところに溜まっている汚れや、自宅では気づきづらいトラブルなどもあるため、定期的に獣医師に診てもらうと安心です。
食事を工夫する
ドライフードを噛むと、歯についたばかりの歯垢が削り取られます。そのため、愛猫が嫌がらなければ、ドライフードを選ぶのも一つの方法です。
また糖質の多いフードや甘いおやつは細菌のエサになるため、できるだけ控えられると良いでしょう。
愛猫の歯に関する相談はオンラインでも
愛猫の歯にいつもと違う点がある際、早めに獣医師に相談できると安心ですよね。とはいえすぐに動物病院に連れて行くのが難しいこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリで愛猫の様子を獣医師に診てもらい、症状やケアについて相談することができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。