2026年3月10日
犬の歯は、人間と同じように乳歯から永久歯へと生え変わります。生え変わりの時期にみられる変化や、飼い主ができるサポートを知っておくと安心ですよ。こちらの記事では、犬の歯の生え変わりのサインや起こりやすいトラブルと対処法、飼い主ができるサポートなどをご紹介します。
犬の歯の生え変わり、いつからいつまで?
犬は生後4ヶ月ごろから乳歯が抜け始めます。そこから2〜3ヶ月かけて永久歯へと生え変わり、生後6〜8か月頃までに永久歯がそろうことが一般的ですが、個体差があります。
体格によって多少の差がみられることもあります。
犬の歯が生え変わるときのサイン
愛犬が以下のような行動を見せたら、歯の生え変わりの時期にみられる変化の可能性があります。口の中をこまめにチェックし、生え変わりを見守りましょう。
基本的には自然と生え変わることがほとんどですが、もしトラブルがあれば早めに対処することが大切です。具体的なトラブルや対処法は後の章でご紹介します。
様々なものを噛みたがる
歯茎の違和感や痒みを和らげるために、家具やスリッパなど様々な物を噛むようになります。
一時的に食べづらそうにすることがある
歯茎の痛みや違和感によって一時的に食べづらそうにしたり、硬いフードを嫌がったりすることがあります。
一時的に口臭が強くなる
歯が抜け替わる過程で汚れがたまりやすくなり、一時的に口臭が強くなることがあります。
よだれが増える
口の中の違和感によっていつもよりもよだれの量が増えることがあります。
少量の出血がみられることがある
歯茎から少量の血が出ることがあります。噛んだおもちゃなどに血が付いて、出血に気づくことが多いです。
犬の歯の生え変わりの時期に注意したいトラブルと対処法
歯が生え変わる時期は口の中がデリケートになっているため、トラブルがみられることもあります。ここでは、歯が生え変わるタイミングで起こりやすいトラブルの内容と対処法をご紹介します。
乳歯遺残(にゅうしいざん)
永久歯が生えてきても乳歯が抜けずに残っている状態のことです。乳歯が残っていると歯並びに影響が出たり歯周病の原因になったりする可能性があるため、状況によっては処置が必要になることがあります。
永久歯が生えてきたのに乳歯が抜けない、乳歯と永久歯が2本並んで生えているなど、気になる場合は動物病院で相談しましょう。
不正咬合(ふせいこうごう)
乳歯が邪魔をして永久歯が正しい位置に生えず、噛み合わせが悪くなることです。程度によっては、食べづらさや口の内のトラブルにつながることがあります。
愛犬の噛み合わせが悪いのではないかと感じたら、早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。受診すると、必要に応じて抜歯や矯正などが行われることがあります。
歯肉の炎症・出血
歯の生え変わりで歯茎が敏感になり、腫れや赤み、出血が起きやすくなります。
赤みや腫れが軽い場合や出血がすぐに止まる場合は様子を見てもかまいませんが、硬いおもちゃなど歯や歯茎に負担がありそうなものは与えないようにしましょう。
痛みがひどく食事がとれない場合や出血が止まりにくい場合、強い腫れがある場合は、受診を検討しましょう。
歯垢・歯石の蓄積
生え変わる段階で歯が重なったり歯並びが悪くなったりして汚れが溜まり、歯垢や歯石が溜まりやすくなります。
長期間ケアを行わないと歯周病につながることがあるため、動物病院を受診して適切な処置を受け、自宅でのケアで口の中を清潔に保つようにしましょう。
食欲不振
硬いフードやおやつを噛むのが痛い、違和感があるなどの理由から一時的に食欲が落ちることがあります。
ドライフードをぬるま湯でふやかす、ウェットフードを与えるなど柔らかい食事を与えると良いでしょう。
噛み癖
歯のむず痒さや違和感から、家具や人の手などを噛もうとすることがあります。噛んではいけないものは静かに取り上げ、代わりに噛んでもよいおもちゃへ誘導しましょう。
布製のロープやゴム製のおもちゃを用意すると、噛みたい欲求を満たしてあげることができますよ。
こんなときは受診しよう
乳歯から永久歯への生え変わりは基本的には自然に任せて大丈夫なことが多いですが、下記のような場合は前章でご紹介したようなトラブルが起こっている可能性があります。早めに動物病院を受診するようにしてください。
- 永久歯が生えているのに乳歯がいつまでも抜けない
- 同じ場所から乳歯と永久歯が2本並んで生えている
- 食欲が戻らない、元気がない
- 出血が止まらない
上記に当てはまらなくても歯の生え変わりで心配なことがある場合は、一度動物病院で診てもらうと安心です。
歯の生え変わりをサポートするために飼い主ができること
これまでご説明した通り、歯が生え変わる時期は口の中でトラブルが起こりやすいです。そのため、可能な範囲で愛犬の口の中の様子を確認し、歯茎に腫れや赤み、出血がないか、同じ場所から乳歯と永久歯が生えていないか、口臭が強くなっていないかなどをチェックするようにしましょう。
口の中に異常や心配なことがある場合は、早めに動物病院で診てもらうようにしてください。
食欲不振や噛み癖など、生え変わりが原因で一時的なトラブルが起こる場合は、お伝えしたように食事の工夫やおもちゃの用意などで生活をサポートしてあげるようにしてください。
愛犬の歯に関する相談はオンラインでも
愛犬の歯に変化があると、トラブルが起こっているのか、自宅で必要なケアはあるのかなど悩むこともあるかもしれませんね。獣医師に早く診てもらえたら安心なことも多いかと思います。
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