犬の歯がグラグラ!どう対処する?原因や治療方法を解説
犬の病気

2026年3月11日

愛犬の歯がグラグラしていると心配になりますよね。犬の歯のトラブルは進行すると全身に影響を与えることもあるため、早めの対処が大切です。こちらの記事では、犬の歯がグラグラしているときの対処法や受診の目安、予防のためのケア方法などをご紹介します。

犬の歯がグラグラする原因は?

犬の歯がグラグラする原因は、下記のようなものがあります。

歯の生え変わり(子犬の場合)

子犬は生後4〜7ヶ月ごろ、乳歯から永久歯に生え変わります。生え変わりの際に乳歯がグラグラすることがあります。

歯周病

成犬の歯がグラグラする原因で最も多いのが歯周病です。歯周病が重症化すると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて、歯がグラグラすることがあります。

外傷

硬いものを噛んだり高いところから落ちたりした衝撃で、歯がグラグラすることがあります。

腫瘍

口の中の腫瘍で歯並びが乱れて、歯がグラグラすることがあります。悪性腫瘍の場合、進行の程度によっては全身の状態に影響することもあるため、早めの検査と対応が重要です。

愛犬の歯がぐらついたら動物病院を受診しよう

歯が生え変わる生後4~7ヶ月の子犬であれば問題ありませんが、成犬で歯がグラグラしている場合は、何らかのトラブルが起こっている可能性が高いです。
症状を放置すると、痛みが強くなったり重症化して全身に影響を及ぼしたりするリスクがあるため、できるだけ早めに動物病院を受診することをおすすめします

なかでも下記のような様子が見られる場合は、緊急度が高いです。状態によっては早めの受診が望ましいため、可能であれば当日中の受診を検討しましょう

  • 食欲が全くない
  • 食事を飲み込みづらそうにしている
  • 歯茎から血や膿が出ている
  • 目の下や頬が腫れている
  • 目の下に穴が開いて膿が出ている
  • 鼻水やくしゃみが止まらない
  • ぐったりしている、元気がない

犬の歯がグラグラするときの治療方法は?

犬の歯がグラグラしているときは、歯の状態を検査した上で、状態によっては全身麻酔で抜歯が行われることがあります。
抜歯以外に、歯石の除去や抗生剤の投与を行うこともあります。

ただし腫瘍が原因で歯がグラグラしている場合は、抜歯をすることで腫瘍が広がってしまう可能性があります。そのため、抜歯ではなく症状に応じた治療が行われます。
必要に応じて、適切な治療を行うために歯科や腫瘍に詳しい動物病院を紹介される場合もあります。

犬の歯がグラグラするときの家庭での対処方法

前述の通り愛犬の歯がグラグラするときは、乳歯の生え変わり以外は動物病院の受診が必要です。下記の対処をした上で、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

症状を観察する

歯がグラグラしている以外に、下記のような様子がないか観察しましょう。獣医師に伝えると、診察がスムーズになる場合があります。

  • 口臭が強くなっている
  • 歯茎に赤みや腫れがある
  • 歯茎から血や膿が出ている
  • よだれが増えた、よだれに血が混じっている
  • くしゃみや鼻水が出ている
  • 食欲がない、食べづらそうにしている
  • 口周りを触られるのを嫌がる、口元を気にしている

柔らかい食事を与える

受診までの間や治療中に食事をするときは、柔らかいものを与えるようにしましょう。ドッグフードをぬるま湯でふやかす、ウェットフードを用意するなどして、食事の負担が軽くなるようにしてください。

犬の歯がグラグラするときにやってはいけないこと

愛犬の歯がグラグラするときは、下記のことをしないように注意してください。症状が悪化する可能性があります。

症状を放置する

歯がグラグラしているのを放置せず、できるだけ早めに動物病院を受診するようにしましょう。そのままにしておくと、痛みが強くなったり細菌感染をして症状が重症化したりする危険性があります。

無理に口を開けようとする

歯の状態を見ようとして、無理に口を開けるのはやめましょう。強い痛みを感じてトラウマになったり、その後の治療が難しくなったりするおそれがあります。

人間用の薬を使用する

人間用の薬は犬にとって有毒な成分が含まれている可能性があります。自己判断で使用せず、必ず獣医師に相談してください。

硬いおもちゃを与える

鹿の角や骨、プラスチックのおもちゃなど硬いおもちゃを与えるのはやめましょう。グラグラしている歯が折れたり欠けたりする可能性があります。愛犬が見えない場所に片付けておくと安心です。

犬の歯を丈夫に保つために取り組みたいケア方法

ここからは犬の歯を丈夫に保つためのケア方法をご紹介します。日頃から習慣にして、愛犬の歯の健康を守りましょう。

歯磨きをする

愛犬の歯を丈夫に保つには、歯磨きをして口の中を清潔にしておくことが大切です。
できれば毎日行うのが理想ですが、少なくとも2〜3日に1回のケアを目標にできるとよいでしょう。歯垢の蓄積を抑える助けになります。
歯の表面だけでなく、歯と歯茎の間や歯の裏側まで丁寧に磨きましょう。

口の中をこまめにチェックする

できるだけ毎日口の中をチェックするようにしましょう。口臭が強くなっていないか、歯茎に赤みや腫れはないか、歯石が溜まっていないかなどを確認してください
いつもと違う点や気になる点が見つかった場合は、動物病院で相談しましょう。

定期健診を受ける

目立ったトラブルがなくても、半年〜1年に1回は動物病院で健康診断を受けるようにしましょう。家庭でのチェックでは気づけない汚れやトラブルの初期症状を発見して対処することができます。

食事を工夫する

ドライフードは噛む際に歯についたばかりの歯垢を削り取ってくれるため、歯を綺麗に保つ手助けをしてくれます。愛犬が嫌がらなければドライフードを選ぶのも一つの方法です。ただしドライフードは歯磨きの代わりにはならないので注意してくださいね。
また糖質の多いフードや甘いおやつは細菌のエサになるため、できるだけ控えられると良いでしょう。

愛犬の歯に関する相談はオンラインでも

愛犬の歯にいつもと違う様子があると、早めに獣医師に診てもらえると安心ですよね。とはいえ、すぐに動物病院へ連れて行くのが難しいこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリで獣医師に愛犬の様子を診てもらい、症状や自宅での対処法について相談することができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。