梅雨時期、犬がいる部屋のエアコンはどうする?冷房と除湿の使い分け方と、快適に過ごせる室温・湿度
2026年6月30日
梅雨に入ってジメジメする季節になると、犬がいる家庭で気になるのがエアコンの使い方ではないでしょうか。犬は人間以上に暑さや湿気に弱く、室内環境が悪いと体調を崩してしまうこともあります。
そこでこの記事では、愛犬が梅雨を健やかに乗り切るための理想の室温・湿度や、エアコンの使い分け方、エアコンを使う際の注意点などを解説します。
犬が梅雨バテしない、理想の室温・湿度の目安
梅雨時期に犬が快適に過ごせる室内の温度や湿度は、室温:20〜26℃、湿度:40〜60%程度です。
この時期特に気をつけたいのが、湿度です。
人間は汗をかいて体温を下げますが、犬は汗をほとんどかけないため、口を大きく開けて「ハァハァ」と息をして(パンティング)、体内の水分を蒸発させることで熱を逃がしています。
しかし梅雨のせいで部屋の湿度が70〜80%を超えていると、空気中に水分が多すぎて息から水分がうまく蒸発できなくなってしまいます。その結果、室温が高すぎなくても体の中に熱がこもって、熱中症になってしまうことがあります。
年齢や犬種による個体差にも注意
快適な室温には個体差があります。愛犬が次の特徴をもつ場合は、より細やかな調整が必要です。
短頭種
フレンチブルドッグ、パグ、ペキニーズなど。
鼻が短くて呼吸による体温調節が苦手で、最も暑さに弱い。
長毛種・ダブルコート
ポメラニアン、柴犬、ゴールデンレトリバーなど。
毛量が多く熱がこもりやすい。
子犬・シニア犬
体温調節機能が弱く、冷房で逆に冷えやすい。
梅雨のエアコン、除湿(ドライ)と冷房の選び方
梅雨時期に迷うのが、冷房と除湿(ドライ)の使い分けです。その日の天気や室内の空気感に合わせて、次のようにモードを選びましょう。
「除湿(ドライ)」を選ぶとき
- 気温はそこまで高くないのに、ムシムシ・ジメジメ感が強くて蒸し暑いとき
- 外の気温が低めで少しひんやりする雨の日
梅雨時期に一番多いのが「気温はそこまで高くないのに、湿度だけが高くて不快」という日です。ここで冷房モードを使うと部屋が冷えすぎてしまい、犬も人間も体調を崩しかねません。
室温を大きく下げずに湿度だけ下げられる、除湿モードを基本に使うのがいいでしょう。
「冷房」を選ぶとき
- 室温や外気温が26〜28℃を超える夏日のとき
気温が高いときは冷房を使いましょう。除湿モードでは室温を下げきれず、熱中症のリスクが高まります。冷房モードでも湿度を下げることはできるので安心してくださいね。
愛犬がフローリングにベタッと寝そべっていたり、ハァハァと口呼吸をしていたりするときは、迷わず冷房を入れてください。設定温度は25〜26℃が目安ですが、愛犬の様子を見ながら調節しましょう。
犬の留守番のときも、エアコンはつけっぱなしで良い?
結論から言うと、梅雨時に愛犬が留守番をするときは、エアコンをつけっぱなしにするのが良いでしょう。
梅雨時期は朝と日中の寒暖差が激しいです。朝出かけるときは涼しいから大丈夫と思っても、日中閉め切った室内は室温がどんどん上がりますし、雨による湿気がこもって数時間で湿度が80%以上になってしまうこともあります。
犬は自分で窓を開けるなどして温度調節することができないので、外出中の熱中症を防ぐためにも、留守番時はエアコンをかけたまま外出するようにしてください。
このあとの章で詳しく解説しますが、寒くなりすぎないような対策も合わせてできるといいですね。
ちなみにエアコンは、電気代を気にしてこまめに消すよりも、自動運転でつけっぱなしにしている方が、実は電気代が安く抑えられることも多いといわれています。
犬がいる部屋でエアコンを使うときの3つの注意点と対策
エアコンは梅雨の強い味方ですが、愛犬の健康を守るために注意したいこともあります。次の3つの注意点と対策を抑えておきましょう。
エアコンの直風による冷えを防ぐ
エアコンの冷たい風が愛犬お気に入りのベッドやケージに直接当たっていると、体が冷えすぎてしまいます。お腹を壊して下痢をしたり、食欲が落ちたりする原因になりかねません。
● 対策
エアコンの風向を上向きに設定し、風が直接愛犬の体に当たらないようにしましょう。冷たい空気は上から下へと自然に落ちていくため、風向を上向きにしておくことで部屋全体を効率よく涼しく保てます。
愛犬のベッドやケージの位置も、直風が当たりづらい場所にしてください。
寒くなったときの逃げ場を確保する
留守番中などにエアコンの効いた部屋にずっといると、冷えてしまうことがあります。犬が「寒いな」と感じたときに自分で温度調節できるようにしておきましょう。
● 対策
エアコンをつけている部屋からエアコンの効いていない廊下や別の部屋へ自由に移動できる動線を作っておきましょう。
またはケージやサークルの中に、いつでも丸まって暖まれるベッドやブランケットを置いておくのもおすすめです。
リモコンの誤操作による事故に注意
テーブルの上などにあったリモコンを愛犬がうっかり踏んでしまい、留守番中にエアコンが切れたり、モードが暖房に切り替わったりして、室内で熱中症になってしまう事故が実際に起きています。
● 対策
リモコンは引き出しの中にしまうか、壁の高い位置にあるホルダーにかけて、愛犬の手足が絶対に届かない場所を定位置にしてください。
エアコン以外で梅雨の室内を快適に保つ方法
エアコンの風が苦手な子や、より効率的に室内を快適にしたいときは、次の方法をあわせて試してみてください。
サーキュレーターや扇風機を回す
冷気や除湿された空気は部屋の下の方に溜まります。サーキュレーターや扇風機を上に向けて回すことで、空気が循環して部屋全体を効率よく涼しくすることができます。
除湿機を活用する
気温は高くないのに湿度が高くジメジメする日は、エアコンではなく除湿機を単体で回すのもおすすめです。 空気中の湿気だけを強力に吸い取ってくれます。
部屋の温度が下がらないので、寒がりの子犬やシニア犬の体を冷やす心配もありません。
ひんやりグッズの活用
ケージの中やお気に入りの場所に、アルミプレートや犬用のジェルマットなどのひんやりグッズを置いておきましょう。
犬自身が暑く感じたときにその場所に移動することで、自発的な体温調節をサポートしてあげることができます。
梅雨時期の愛犬の体調相談はオンラインでも
犬は人間以上に湿気や寒暖差が苦手なので、梅雨の時期はなんとなく元気がなくなったり、冷えからお腹を壊して下痢をしてしまったりすることがあります。
そんなときは、ペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。自宅からスマホのビデオ通話で獣医師と繋がれるので、雨のなか愛犬を動物病院へ連れて行く負担もなく、自宅でリラックスした状態のまま診察を受けることができます。梅雨時期の愛犬の様子や体調で少しでも気になることがあれば、いつでも気軽に相談してみてくださいね。