【犬の梅雨バテ】元気がない・寝てばかりのときに家庭でできるケア方法と注意すべき不調のサイン
2026年6月29日
梅雨の時期、愛犬になんだか元気がない、だるそう…という変化に気づく飼い主さんは少なくありません。この時期の不調は、いわゆる「梅雨バテ」の可能性があります。環境の変化に敏感な犬にとって、ジメジメした梅雨は心身ともに負担がかかりやすい季節なのです。
そこでこの記事では、梅雨の時期に犬がバテてしまう原因や見られやすい不調のサイン、すぐに実践できる自宅でのケア方法などを解説します。
梅雨に元気がなくなるのはなぜ?犬の「梅雨バテ」の原因
犬が梅雨時期に体調を崩しやすくなるのには、主に3つの環境要因が関係しています。
① 高湿度による自律神経の乱れ
犬は人間のように全身から汗をかいて体温調節をすることができず、主に「ハァハァ」という荒い呼吸(パンティング)で体内の熱を逃がしています。しかし梅雨で湿度が高いと唾液が蒸発しにくくなり、上手に体温を下げられなくなってしまいます。
その結果体に熱がこもりやすくなり、自律神経が乱れ、体のだるさや疲労感につながることがあります。
② 低気圧
梅雨時期は低気圧が次々と通過します。気圧が下がると、耳の奥にある「内耳」が反応し、自律神経のバランスが崩れます。
人間でいう天気痛や気圧病と呼ばれるものと同じで、犬にも頭痛やめまい、関節の痛みなどが起こることがあります。
③ 運動不足によるストレス
雨の日が続くと散歩に行けなかったり、行けても時間が短くなったりしがちです。
体を動かせないこと、そして外の刺激に触れられないことが、犬にとっては大きな精神的ストレスとなり、元気がなくなる原因になります。
これって梅雨バテ?犬に見られやすい不調のサイン
愛犬に次のような様子が見られるときは、元気がない・不調のサインです。後からご紹介するケアを行いながら、様子を見守ってあげましょう。
- 散歩に誘っても乗り気じゃない、歩くスピードが遅い
- 名前を呼んでも起き上がろうとしない
- いつもより寝ている時間が長い
- 逆に落ち着きなく部屋をウロウロする
- いつもより食欲が落ちている
ただの梅雨バテじゃないかも?注意したい症状と受診の目安
梅雨時期にだるそうにしているときは天候が原因のことが多いですが、重大な病気が隠れている可能性もゼロではありません。
以下のようなサインがある場合は梅雨バテではなく病気の可能性が高いため、すぐに動物病院を受診してください。
熱中症の初期症状のサイン
梅雨時期の気温は真夏ほど高くはありませんが、湿度が高いだけでも熱中症になることがあります。
- 涼しい部屋にいるのにハァハァという荒い息(パンティング)が止まらない
- よだれが溢れる
- 目が充血している
ヘルニア・関節炎の悪化のサイン
梅雨は低気圧や寒暖差による冷えによって、関節や腰の痛みが強くなることがあります。
- 階段の昇り降りやソファからのジャンプをためらう
- 歩きたがらない、ふらつく、足を引きずって歩く
- 抱っこしようとすると怒る、鳴く
心臓病の悪化のサイン
梅雨の高温多湿と気圧の急変は心臓に大きな負担をかけるため、特にシニア犬は心臓病が悪化することがあります。
- ゼーゼーとした苦しそうな呼吸をする
- 咳をする
- 歯茎が白い、または紫っぽい
梅雨も愛犬に元気に過ごしてもらうために、家庭でできるケア方法
最後に、ジメジメした梅雨も愛犬にできるだけ元気に過ごしてもらうために、家庭でできるケア方法をお伝えします。愛犬の様子を見つつ、取り入れやすいものから試してみてくださいね。
温度と湿度をコントロールする
犬にとって快適な環境は、温度:22〜25℃、湿度:50%〜60%程度です。エアコンなどを使って調整してあげましょう。
特に気をつけたいのが湿度です。エアコンの除湿(ドライ)機能や除湿機を活用し、湿気をしっかり追い出しましょう。これだけで体感温度が下がり、愛犬の呼吸がラクになることがあります。
快適に過ごせる居場所を作る
冷房の効いた部屋では、冷たい空気は下に溜まります。愛犬が冷えすぎたときに自分で体温調節できるように、エアコンの風が直接当たらない場所を作ったり、ブランケットを置いたベッドを用意したりしましょう。
愛犬自身が心地いい場所を選べるようにしておけるといいですね。
室内遊びでストレスを発散させる
雨でなかなか外に行けないときは、家の中でストレスを発散させてあげましょう。
愛犬が適度に動ける導線を確保してあげるほか、頭や嗅覚を使う遊びをさせてあげるのもおすすめです。 おやつを隠して探させる「ノーズワーク」や、フードを詰めた知育玩具を使いましょう。
散歩と同じくらいのエネルギーを消費し、良いリフレッシュになります。
水分補給をしっかりさせる
湿気が高いと喉の渇きを感じにくくなり、水分摂取量が減ってしまいます。新鮮な水を数箇所に用意して、水分補給を促しましょう。
なかなか飲まない場合は、水にウェットフードを少し溶かしたり、ドライフードをぬるま湯でふやかして与えたりして、水分を摂れるように工夫してあげてください。
スキンシップを兼ねてマッサージする
散歩に行けない日が続いたり、低気圧で体がだるかったりすると、犬の体はこわばりがちです。 愛犬がリラックスしているときに手のひらやブラシで全身を優しくなで、マッサージしてあげましょう。
血行が促進されて体がほぐれるうえ、飼い主とのスキンシップで心も落ち着きます。
雨の止み間に短い散歩をする
梅雨の時期は雨の止み間を狙って、5〜10分だけでも外の空気を吸わせてあげるのがおすすめです。それだけで気分転換になり、ストレスが大きく軽減されます。
皮膚トラブルを防ぐために、足や体が濡れてしまったときは帰宅後にしっかり拭いて乾かしてあげましょう。
食欲が落ちたときはフードを人肌に温める
だるさから食欲が落ちているときは、ドライフードにぬるま湯をかけたり、電子レンジで数秒温めたりして、人肌程度(36〜38℃)にしてみましょう。匂いが強くなることで食欲が刺激され、食べやすくなります。
愛犬の梅雨バテの相談はオンラインでも
梅雨の高湿度や気圧の変化は、犬の体に負担をかけています。家庭でのケアも大切ですが、元気がない様子が続くと心配ですよね。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」から獣医師に相談できます。自宅からビデオ通話で診察を受けられるので、愛犬に通院ストレスがかからず、リラックスした状態で過ごすことができますよ。困ったときやご不安なときはぜひ検討してみてくださいね。