梅雨時期、猫がいる部屋のエアコンはどうする?冷房と除湿の使い分け方と、快適に過ごせる室温・湿度
2026年6月29日
梅雨に入ってジメジメする季節になると、猫がいる家庭で気になるのがエアコンの使い方ではないでしょうか。そんなに暑くはないけど湿気がひどく、愛猫のために何とかしてあげたい…という日も多いと思います。
そこでこの記事では、愛猫が梅雨を健やかに乗り切るための理想の室温・湿度や、エアコンの使い分け方、そしてエアコンを使うときに気をつけたいポイントを解説します。
猫が梅雨バテしない、理想の室温・湿度の目安
梅雨時期に猫が快適に過ごせる部屋の数値は、室温:20〜28℃、湿度:40〜50%前後です。
この時期特に大切なのが、湿度です。湿度が高すぎると、猫は被毛がベタついて不快感を覚えるだけでなく、体温調節がうまくできなくなって体調を崩すことがあります。
さらに湿度が60%以上あるとカビやダニが繁殖しやすく、皮膚トラブルにも繋がりかねません。日本の梅雨は室内の湿度が70〜80%を超えることも珍しくないため、しっかり対策を行いましょう。
快適な室温には、年齢や被毛の長さによって個体差も
どのくらいの室温が快適に過ごせるかには、個体差があります。特に愛猫が次の特徴をもつ場合は、様子を見ながら心地よい数値を探してあげましょう。
子猫・シニア猫
体温調節機能が弱く冷えやすいため、室温は少し高めがおすすめです。26〜28℃程度で様子を見てみるといいでしょう。
長毛種の猫
毛が密集していて熱がこもりやすいため、暑がりです。人間にとっても涼しい温度がいいでしょう。20〜24℃を目安に調整してみてください。
梅雨のエアコン「除湿(ドライ)」と「冷房」の選び方
梅雨時期に迷うのが、エアコンの冷房と除湿(ドライ)のモード選びです。その日の気温や部屋の状態によって最適なモードは変わります。猫にとって快適な空間をキープするための一般的な選び方の基準をご紹介します。
「除湿(ドライ)」を選ぶとき
- 気温はそこまで高くないのに、ムシムシ・ジメジメ感が強くて蒸し暑く感じるとき
- 気温が低めで肌寒く、雨が降っているとき
梅雨時期に多いのが「気温は高くないのに、湿度だけが高くて不快」という日です。ここで冷房を入れてしまうと、部屋が冷えすぎて猫も人間も体調を崩してしまう可能性があります。室温を大きく下げずに湿気だけを刈り取れる、除湿モードをベースに使うのがいいでしょう。
「冷房」を選ぶとき
- 梅雨の晴れ間などで、外の気温が28℃を超えるような夏日のとき
- 締め切った室内で、室温が28℃以上になっているとき
気温自体が上がっているときは冷房を使いましょう。除湿モードでは室温を下げきれず、熱中症のリスクが高まってしまいます。設定温度を26〜28℃にして、部屋全体を涼しくしてあげてください。
猫がいる部屋でエアコンを使うときの5つの注意点と対策
エアコンは梅雨の強い味方ですが、猫の習性や身体の仕組みを理解して使わないと思わぬ体調不良を引き起こす原因になります。特に注意したい5つのポイントと対策を知っておきましょう。
エアコンの風に注意
エアコンの冷たい風が愛猫お気に入りのキャットタワーやベッドに直接当たっていると、体が冷えすぎてしまいます。体が冷えると、お腹を壊して下痢をしたり、免疫力が落ちて猫風邪にかかりやすくなったりする可能性があります。
● 対策
エアコンの風向や愛猫の居場所を調整して、風が直接当たらないようにします。冷たい空気は上から下へと自然に落ちていくため、エアコンの風向は常に上向きに設定しておくのがいいでしょう。
寒くなったときの逃げ場に注意
エアコンの効いた部屋に閉じ込められてしまうと、愛猫が「寒いな」と感じたときに自力で温度調節ができません。特に飼い主の留守中などは注意が必要です。
● 対策
エアコンをつけている部屋のドアを数センチ開けておき、エアコンの効いていない廊下や別の部屋へ自由に移動できる動線を作っておきましょう。または室内にブランケットを敷いた冬用のドーム型ベッドを置いておくのも有効です。
冷えによるおしっこトラブルに注意
エアコンによる冷えと梅雨の高湿度が重なると、猫は喉の渇きを感じにくくなり、水を飲む量が減ることがあります。
飲水量が減ると尿が濃くなるため、梅雨は尿路結石や膀胱炎などのおしっこ周りのトラブルが起こりがちです。
● 対策
エアコンをつけるときは、普段のご飯やお気に入りの場所の近くなど、愛猫の目に入る活動の動線上に水飲み場を移動させましょう。常温の水ではなく人肌程度のぬるま湯を入れてあげると、飲みやすくなることもあります。
エアコン内部のカビに注意
梅雨時期、久しぶりにエアコンをつけるときに注意が必要なのが、エアコン内部のカビです。カビの胞子を猫が吸い込むと、くしゃみや鼻水、アレルギー性皮膚炎などが起こることがあります。
● 対策
エアコンを本格的に使い始める前に、フィルター掃除を行いましょう。使い始めてからも、内部クリーン機能などを活用してエアコン内を清潔に保ってください。
リモコンの誤操作による事故に注意
猫がテーブルの上などにあったエアコンのリモコンを踏んでしまい、留守番中にエアコンが切れたり暖房に切り替わったりして、室内で熱中症になってしまう事故が実際に起きています。
● 対策
リモコンは引き出しの中にしまうか、壁の高い位置にあるホルダーにかけるなど、愛猫の手が絶対に届かない場所を定位置にしてください。
エアコン以外で梅雨の室内を快適に保つ方法
エアコンが苦手、効きが悪いというときは、次の方法もあわせて試してみましょう。さらに快適な環境を作ることができます。
サーキュレーターや扇風機を回す
冷気や除湿された空気は、部屋の下の方(床付近)に溜まりやすい性質があります。人間よりも低い目線にいる猫の生活圏内は、どうしても空気がよどみがちです。
より快適にするには、サーキュレーターや扇風機を上に向けて回してみましょう。部屋全体の空気を循環させることで、床付近の空気の循環も良くなります。
トイレの猫砂・シートをこまめに交換する
トイレ周りは湿気が最もこもりやすいエリアです。梅雨時は猫砂が湿気を吸って固まりにくくなったり、排泄物のニオイが室内に広がりやすくなったりします。
猫砂やシートはいつもより早めの交換を意識して、清潔を保ちましょう。
梅雨時期の愛猫の体調不良はオンラインでも相談できます
猫は梅雨のジメジメが苦手です。どれだけ環境を整えていても、なんとなく元気がなくなったり、冷えから来るおしっこトラブルが起きたりすることがあります。
そんなときは、自宅からスマホのビデオ通話で獣医師に相談できるオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。雨の中愛猫を動物病院へ連れて行くストレスもなく、自宅でリラックスした状態のまま診察を受けることができますよ。梅雨時期の愛猫の様子で少しでも不安なことがあれば、いつでも気軽に相談してみてくださいね。