梅雨に愛猫の元気がないのは梅雨バテ?家庭でできるケア方法と注意したい不調のサイン

猫の病気

2026年6月29日

ジメジメとした雨が続く梅雨の時期、なんとなく愛猫に元気がない気がする…と感じる飼い主さんは少なくありません。猫も人間と同じように、いわゆる「梅雨バテ」をすることがあります。
この記事では、梅雨の時期に猫がバテてしまう原因や見られやすい不調のサイン、すぐに実践できる自宅でのケア方法などを解説します。

梅雨に元気がなくなるのはなぜ?猫の梅雨バテの原因

猫が梅雨時期に体調を崩しやすくなるのには、主に3つの環境要因が関係しています。

高い湿度

猫は祖先が砂漠地帯で暮らしていたということもあり、乾燥に強くて湿気に弱いという特徴を持っています。
日本の梅雨のような高湿度の環境下では、体が重く感じられたり、被毛がベタついて不快感を覚えたりして、元気がなくなってしまうことがあります。

低気圧

梅雨の時期は低気圧が次々と通過します。気圧が下がると、耳の奥にある「内耳」という気圧センサーが反応し、自律神経のバランスが崩れてしまいます。すると人間の「気象病」と呼ばれるような症状と同じように、猫も頭痛やめまい、関節の痛みなどを感じることがあります。
1日中だるそうに眠ることもあります。

日照不足

猫は日光浴が大好きですが、雨や曇りの日が続くと部屋の中に差し込む光が少なくなり、太陽光を浴びる時間が減ってしまいます。
すると脳内の神経伝達物質(セロトニンなど)のバランスが変わり、なんとなく気分が落ち込んだり、活動量が減ったりすることがあります。

これって梅雨バテ?猫に見られやすい不調のサイン

愛猫に次のような様子が見られるときは、元気がない・不調のサインです。
後からご紹介するケアを行いながら、様子を見守りましょう。猫は不調を隠す特性があるので、しっかり観察してあげてください。

  • 押し入れや家具の隙間など、暗くて狭い場所に引きこもる
  • おもちゃを無視する
  • 呼びかけへの反応が薄い
  • いつもより寝ている時間が明らかに長い
  • グルーミングの頻度が減り、毛並みがボサボサしている
  • いつもより食欲が落ちている

梅雨バテじゃないかも?注意したい症状と受診の目安

愛猫に以下のサインがみられる場合は、梅雨時期の一時的な不調ではなく、病気を抱えている可能性が高いです。できるだけ早く動物病院を受診してください。

下部尿路疾患(膀胱炎や尿石症)のサイン

梅雨は環境変化やストレス、運動不足が引き金となり、膀胱炎を起こしやすくなります。特に尿が丸一日出ていない場合は命に関わる可能性があるため、至急受診してください。

  • トイレに何度も行くのに尿が出ていない、または数滴しか出ない
  • トイレで鳴く
  • お腹を触ろうとすると嫌がる、怒る

毛球症(もうきゅうしょう)のサイン

梅雨は換毛期の終わりかけで抜け毛が多く、さらにストレスから過剰に体を舐めることがあるため、胃腸に毛玉が詰まって毛球症になることがあります。

  • 何度も吐くような仕草をする
  • 液体を吐く
  • 便秘気味
  • お腹が張っている

猫風邪(ウイルス感染)のサイン

湿気とストレスで免疫力が落ちると、ウイルスに感染しやすくなります。また過去に感染したことがあって体内にウイルスが潜伏していた場合は、免疫低下によって症状が再発することもあります。

  • 涙目になっている、目やにが多い
  • くしゃみや鼻水が出ている

梅雨も愛猫に元気に過ごしてもらうために、家庭でできるケア方法

最後に、ジメジメした梅雨も愛猫にできるだけ元気に過ごしてもらうために、家庭でできるケア方法をお伝えします。

温度と湿度をコントロールする

猫にとって快適な環境は、温度:20〜28℃湿度:40%〜50%前後です。
低い湿度を好むため、エアコンの除湿(ドライ)機能や除湿機を活用し、部屋の中をサラサラに保ってあげましょう。これだけで体のだるさが改善されることもあります。

快適に過ごせる居場所を作る

冷気や湿気は下の方に溜まりやすい性質があります。愛猫が自分で冷気や湿気を避けられるように、キャットタワーの上など少し高い場所にくつろげるスペースを作ってあげましょう

またひんやり涼しい場所と、ブランケットなどを敷いた暖かい場所の両方を用意し、愛猫がそのときの体調に合わせて居場所を選べるようにしてあげるのもおすすめです。

水分補給を促す

湿度が高いと喉の渇きを感じにくくなり、自発的に水を飲む回数が減ってしまいます。水分が不足すると尿路結石や膀胱炎の原因になるため、水分補給を促す工夫をしてあげましょう

例えば水飲み場の置き場所を、愛猫がよく通る動線やお気に入りの場所の近くに移動させたり、冷水ではなく人肌程度のぬるま湯を入れてあげたりすると、飲みやすくなります。

なかなか飲まない場合は、一時的にフードをウェットタイプに変えたり、いつものご飯に猫用のスープを少し混ぜたりと、食事から水分が摂れるようにするのもいいでしょう。

日光浴スペースをキープしておく

雨の合間に日が差したときにすぐ日光浴ができるよう、窓辺のカーテンを少し開けて愛猫用のスペースを確保しておきましょう。

スキンシップを兼ねて優しくブラッシングする

湿気で毛の中が蒸れると、皮膚のかゆみや赤みが起こることがあります。特に長毛種や、だるくて自分で毛づくろいをしない子は要注意です。

できるだけ毎日、優しくブラッシングをして抜け毛を取り除き、皮膚の通気性を確保してあげましょう。飼い主とのスキンシップにもなります。

食欲が落ちたときはフードを人肌に温める

だるさで食欲がないときは、ウェットフードに少量のお湯をかけたり、ちゅーるを湯煎したりして、人肌程度に温めた食事を与えてみてください。
香りが強くなって食欲が刺激され、食べやすくなることがあります。

愛猫の梅雨バテの相談はオンラインでも

梅雨の高湿度や気圧の変化は、デリケートな猫の体にとって負担になります。家庭でのケアも大切ですが、元気がない様子が続くと心配ですよね。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」から獣医師に相談できます。自宅からビデオ通話で診察を受けることができるため、愛猫に移動のストレスや負担をかけず、リラックスした状態で専門家に相談することができますよ。困ったときや不安なときはぜひ検討してみてくださいね。