チワワは低血糖に注意!応急処置方法や受診目安、家庭でのケア方法は?
2026年8月7日
小さくて愛らしいチワワですが、特に体の小さい子犬では、食事を十分にとれない状態が続くことなどで低血糖を起こすことがあります。低血糖はそのままにしておくと命に関わることもあるため、飼い主の正しい知識と迅速な対応が大切です。
こちらの記事ではチワワの低血糖の原因や応急処置方法、受診の目安などをご紹介します。
チワワは低血糖に注意!なりやすい原因は?
低血糖症とは、血液中の糖分の濃度が著しく低下してしまった状態のことです。脳がエネルギー不足に陥って、ぐったりしたり意識を失ったりすることがあります。
特にチワワは下記のような理由から低血糖になりやすいとされています。
体内の糖分貯蔵量が少ない
犬は摂取した糖分を肝臓や筋肉に一時的に蓄え、必要なときにそれを切り崩して血糖値を維持しています。
しかしチワワは体が小さいため糖分の貯蔵量が少なく、食事を十分にとれない状態が続くと血糖値を維持しにくくなることがあります。
空腹
特に体の小さい子犬では、1回に食べられる量が限られるため、食事を十分にとれない状態が続くと低血糖につながることがあります。
また食事を十分にとれていない状態で激しい運動をすると、エネルギー消費が増えて低血糖につながる可能性があります。
寒さ
特に体の小さい子犬では、寒さによって体温が低下すると体調を崩しやすくなります。低体温や食欲低下が重なると低血糖につながる可能性もあるため、適切な保温が大切です。
ストレス
強いストレスによって食欲が低下したり、嘔吐や下痢などの体調不良が起こったりすると、結果として低血糖につながる可能性があります。
チワワは神経質でストレスに敏感な犬種とされています。長時間の留守番や引越し、急な来客などで強いストレスを感じると、低血糖のきっかけになる可能性があります。
消化器系、内臓、ホルモンの病気
お腹の寄生虫や下痢、嘔吐などによる栄養の吸収不良、肝臓や膵臓の病気、副腎皮質機能低下症のようなホルモンの病気が原因で低血糖が起こることがあります。
子犬で身体機能が未熟
チワワに限った話ではありませんが、子犬は肝機能や消化器官が発達途中のため、下痢や嘔吐などが起こった際にうまく栄養を吸収できず、低血糖になることがあります。
チワワの低血糖で見られるサイン
チワワが低血糖になると、進行度合いによって下記のようなサインが見られます。
初期症状
- 元気がなく、急におとなしくなる
- 食欲が低下する
- 手足が震える
- まっすぐ歩けない、ふらつく
- 名前を呼んでも反応が鈍い
重度
- けいれんする
- 体が激しく震える
- 体が冷たい
- 意識を失う
- ぐったりする
- トイレを失敗する
【重要】チワワが低血糖を起こしたときの応急処置方法
チワワに低血糖のサインが見られるときは、砂糖やガムシロップを使って血糖値を上げるための応急処置を行います。愛犬の意識があるかどうかで方法が変わるため、落ち着いて確認してください。
意識がはっきりしている場合
意識がはっきりしていて自分で飲み込める場合は、ガムシロップなど糖分を含むものを少量与える方法があります。ただし、無理に飲ませないでください。
意識が混濁している、けいれんしている場合
けいれんを起こしている、または意識がはっきりしていない場合は、絶対に液体を飲ませようとしないでください。喉に詰まらせたり、気管に入って窒息したりするおそれがあります。
この場合は、ガムシロップやメイプルシロップを指や綿棒で歯茎に擦り付けるように塗ってあげてください。ただしキシリトールを含む製品は犬にとって危険なので、絶対に使用しないでください。
チワワの低血糖で動物病院を受診する目安
低血糖の症状が見られた場合は、応急処置で症状が一時的に改善したとしてもできるだけ早く動物病院を受診するようにしましょう。
低血糖は再発しやすく、発症の原因となる病気が隠れている可能性もあるため、獣医師に診てもらうと安心です。
応急処置を行っても症状が改善しない場合や、改善したように見えても低血糖の症状をすぐに繰り返す場合は、すぐに動物病院を受診してください。
特に下記のような症状が見られる場合は、命に関わる可能性もあり危険です。早急に動物病院を受診してください。
- 応急処置後もぐったりしている
- 激しい震えやふらつきが続く
- けいれんが起こっている
- 意識が不明瞭、意識を失っている
知っておきたい低血糖のリスク
低血糖の程度や持続時間によっては、けいれんや意識障害などの重い症状を引き起こすことがあります。
また重度な低血糖が長時間続くと、昏睡状態やてんかん、ふらつきなど脳に回復不可能な障害が残る可能性があるほか、最悪の場合命に関わることもあるため、様子見は禁物です。
チワワの低血糖の治療方法
自宅での応急処置後に動物病院を受診すると、重度の低血糖の場合は点滴や注射を使って血糖値を素早く上昇させます。
症状に応じて、ステロイド剤を投与して血糖値を上げることもあります。
また低血糖の原因の病気が見つかった場合は、その治療も並行して行われます。
チワワの低血糖を防ぐために家庭でできるケア方法
ここからは愛犬の低血糖を防ぐために家庭でできるケアをご紹介します。チワワは低血糖になりやすいため、日頃から意識的に行うようにしましょう。
食事を小分けにして与える
チワワの特に子犬期は、体内に糖分を蓄えておける量が非常に少ないです。そのため、フードは一度にまとめて食べさせるのではなく、1日のフードの総量を3〜4回に分けて少しずつ与えるようにしましょう。
また食事と食事の間に少量のおやつを与えると、血糖値の急降下を防ぐことができるのでおすすめです。
しっかり保温する
特に体の小さい子犬では、体温を維持する力が十分でないことがあるため、適切な温度環境を整えることが大切です。
愛犬のケージは寒くないところに置きましょう。窓際やエアコンの風が直接当たる場所は避けます。必要に応じてペットヒーターや毛布などを使って、愛犬が温かいと感じる環境を整えてあげてください。
腹巻きや犬用の洋服を着せて体を温めるのも良いでしょう。
食欲や体調の変化を見逃さない
血糖を防ぐうえで特に大切なのは、食事を十分にとれているか、嘔吐や下痢がないか、普段と比べて元気がない様子がないかを確認することです。飼い主がしっかり様子をみてあげましょう。
チワワの低血糖の相談はオンラインでも
「なんだか愛犬の元気がない」「これって低血糖の初期症状かな」と不安に思ったときに、できるだけ早く獣医師に診てもらえると安心ですよね。とはいえ、すぐに動物病院に連れて行くのが難しいこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリを通して愛犬の様子を獣医師に診てもらい、症状や必要なケアなどについて相談することができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。