ミヌエットの外耳炎|受診目安やケア方法など
2026年8月12日
愛猫の耳垢が多かったり耳を痒がったりしているのは、外耳炎のサインかもしれません。こちらの記事では、ミヌエットを飼う上で知っておきたい外耳炎の原因や受診の目安、ケア方法などをご紹介します。
猫の外耳炎の原因は?
外耳炎とは、耳の穴から鼓膜までの「外耳道」に起こる炎症です。
外耳炎になると、耳の痒みや悪臭、耳垢の質感の変化などの症状が現れます。
猫が外耳炎になる原因には下記のようなものがあります。
細菌・真菌の増殖
耳に湿気や汚れが溜まっていると、耳の中で細菌や真菌が異常に増殖して炎症を起こしやすいです。
耳ダニの寄生
耳ダニというダニが耳の中に寄生することで、炎症を引き起こします。
強い痒みを伴い、黒い乾燥した耳垢が大量に出るのが特徴です。
アレルギー
特定の食べ物やホコリ、花粉などのアレルゲンに対するアレルギー反応で耳の中に炎症が起こることがあります。
異物混入
猫自身の抜け毛や植物の種子などが耳の中に入って炎症を起こすことがあります。
ミヌエットは外耳炎になりやすい?
ミヌエットは、猫の中で特に外耳炎になりやすい猫種というわけではありません。
しかし猫の外耳炎自体は日常的によく見られるトラブルの一つで、ミヌエットも外耳炎になるリスクは他の猫と同じようにあります。
特に毛が長い子の場合は耳の中に湿気が溜まりやすいため、細菌や真菌が増殖して外耳炎になるリスクが高いです。
ミヌエットの外耳炎で見られる症状
ミヌエットが外耳炎になると下記のような症状が見られます。
- 耳や耳周りを頻繁に掻こうとする
- 耳を壁や床に擦りつけようとする
- 頭を頻繁に振る
- 耳垢の量が急に増える
- 耳垢の色が黄色、茶色、黒色になる
- 耳の中に赤みがある
- 耳が熱を持っている
- 耳から悪臭がする
- 耳の周りの毛が抜ける
下記のような症状や行動が見られる場合は、外耳炎が重症化して「中耳炎」や「内耳炎」になっている可能性があります。
- 痛みで耳を触られるのを極端に嫌がる
- 耳が赤くパンパンに腫れる
- 耳から膿(耳だれ)が出る
- まっすぐ歩けない
- 頭が左右どちらかに傾く
- 同じところをぐるぐる回る
- 眼球が小刻みに揺れる
ミヌエットの外耳炎で受診する目安と治療方法
外耳炎は基本的に自然に回復することはなく、適切な治療が必要です。
そのため外耳炎が疑われる症状が見られる場合はできるだけ早く動物病院を受診しましょう。
特に下記のような症状が見られる場合は、外耳炎が進行して神経に影響が出ている可能性があり危険です。早急に動物病院を受診してください。
- まっすぐ歩けない
- 頭が左右どちらかに傾く
- 同じところをぐるぐる回る
- 眼球が小刻みに揺れる
動物病院を受診すると、一般的に下記のような治療が行われます。
耳の洗浄
まずは専用の洗浄液を使って、耳の中の汚れや異物を取り除きます。
最初に耳の中を洗浄することで、後で投与する薬がしっかりと患部に届くようにします。
薬の投与
細菌に対する抗菌薬、真菌に対する抗真菌薬、耳ダニに対する駆虫薬など、原因に応じた薬を投与します。
動物病院で1回投与すると効果が一定期間続くものもあれば、自宅で毎日投与が必要になるものもあります。
手術
外耳炎が進行して中耳炎や内耳炎になっている場合は、鼓膜を切開したり耳の中の一部を切り取ったりする手術が行われることがあります。
【NG】ミヌエットの外耳炎でやってはいけない間違いケア
ここからは愛猫が外耳炎の際にやってはいけないケアをご紹介します。
症状を放置する
愛猫に外耳炎が疑われる症状があるときに、そのまま放置するのはやめましょう。
外耳炎が自然に治ることはほとんどありません。放置していると症状が中耳や内耳にまで進行し、神経に影響が出るおそれがあります。
動物病院を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
綿棒や耳かきで耳掃除をする
綿棒や耳かきを使って耳掃除をするのはやめましょう。
耳垢を耳の奥に押し込んでしまったり、耳を傷つけたりしてしまう可能性があります。
耳に汚れがある場合は、目に見える範囲だけの汚れを優しく拭き取るようにしましょう。
自己判断で薬を使う
過去に処方された薬や人間用の薬を自己判断で使うのはやめましょう。
動物病院を受診して処方された薬を、用法・用量を守って使用してください。
自己判断で薬の使用を止める
症状が良くなったからといって自己判断で薬の使用を止めるのはやめましょう。
目に見える症状がなくても、耳の中に原因の菌が残っていて、外耳炎が再発したり慢性化したりするおそれがあります。
処方された薬は最後まで使い切るようにしてください。
ミヌエットの外耳炎に家庭でできる正しいケア方法
ここからは愛猫が外耳炎の際に自宅でできるケア方法をご紹介します。
外耳炎になっていないときも、日頃から行うことで予防になるので、毎日のケアに取り入れてみてくださいね。
耳の中をこまめにチェックする
愛猫が外耳炎のときは、できるだけ毎日耳の中をチェックするようにしましょう。
耳垢の質感や量、耳のにおいなどに変化はないか確認し、異変がある場合は動物病院を受診してください。
愛猫が耳を触られるのを嫌がったり鳴いたりする場合は無理をせず、動物病院で確認してもらうようにしましょう。
耳の入り口の汚れを拭き取る
耳の中をチェックした際に汚れがある場合は、洗浄液で濡らしたガーゼやコットンで拭き取ります。
このとき奥の方までゴシゴシ擦るのではなく、目に見える範囲の汚れだけを優しく拭き取るようにしましょう。
エリザベスカラーを着用させる
外耳炎のときに耳を掻いてしまうと、炎症が悪化するおそれがあります。愛猫がどうしても患部を掻いたり耳を床や壁に擦り付けたりしてしまう場合は、エリザベスカラーを着用させるのも一つの方法です。
足が短いミヌエットの場合は、ドーナツ型のクッションのカラーや布製で軽いカラーがおすすめです。
エリザベスカラーを着用すると、視界が狭くなっていつも通りに生活するのが難しいことがあります。
口元がフードの器に届きやすいように器を台の上などに乗せる、ぶつかりそうな家具は移動させるなど、生活の中で不便なところはサポートしてあげてくださいね。
アレルゲンを避ける
アレルギーが原因で外耳炎になっている場合は、アレルゲンを避けることが回復に繋がります。
アレルギー対応のフードに変更する、空気清浄機を活用する、寝具やカーペットをこまめに洗濯するなど、愛猫とアレルゲンの接触をできるだけ減らしてあげると良いでしょう。
ミヌエットの外耳炎の相談はオンラインでも
愛猫の耳にいつもと違う点があるときは、できるだけ早く獣医師に診てもらえると安心ですよね。とはいえ、すぐに動物病院に連れて行くのが難しいこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリを通して獣医師に愛猫の様子を診てもらい、症状やケアについて相談することができます。獣医師が必要と判断した際には薬を処方してもらうことも可能です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。