2026年4月18日
犬のフィラリア予防薬は、毎月決まったタイミングでの投薬が推奨されています。しかし注意していても、うっかり忘れてしまうこともあるかもしれません。そこでこの記事では、フィラリア薬を飲み忘れたときの正しい対応方法や、飲み忘れのリスクを解説します。
犬のフィラリア症とは?なぜ予防が必要なの?
フィラリア症(犬糸状虫症)とは、蚊が媒介する寄生虫が犬の体内に入り、最終的に心臓や肺の血管に寄生して、血液循環を悪化させる病気です。 寄生が進むと息切れや咳、お腹に水が溜まる(腹水)などの症状が現れ、最悪の場合は命を落とすこともあります。
一度愛犬にフィラリアが寄生してしまうと、取り除くにはリスクの高い手術や、体に強い負担をかける薬が必要になります。
一方予防であれば、1ヶ月に1回薬を投与するだけで感染をほぼ100%防ぐことができます。フィラリア予防は、愛犬の健康を守るために飼い主ができる大切な役割と言えるでしょう。
フィラリア予防薬が1ヶ月に1回の継続投与を推奨されている理由
フィラリア予防薬は、蚊を寄せ付けない「虫よけ」ではなく、「蚊に刺されたときに侵入した幼虫を、血管に到達する前に退治する」薬です。
フィラリアは成虫になると予防薬が効かなくなるため、幼虫のうちにできるだけ早く退治する必要があります。そのため、毎月定期的に薬を投与して幼虫を駆逐し続けることが、確実な予防へと繋がるのです。
犬のフィラリア予防薬を飲み忘れたらどうする?正しい対応方法
ここまでご説明した通り、フィラリア予防薬は毎月1回、決まったタイミングに投与することが大切です。とはいえ、ついうっかり投与し忘れてしまうことは誰にでもあることでしょう。
もし愛犬に投与し忘れてしまったら、飲み忘れに気づいたタイミングで適切に対応することが何より大切です。次の方法を参考に、落ち着いて対応しましょう。
1週間以内の遅れの場合
投薬予定日から数日〜1週間程度の遅れであれば、過度に心配する必要はありません。フィラリア予防薬の効果には多少の余裕があるため、この程度のズレなら幼虫が成長しすぎるリスクは低いです。気づいた時点ですぐに投薬しましょう。
次回の投薬日は、本来の予定日に戻しても良いですし、実際に投薬した日から1ヶ月後に設定し直してもかまいません。
2〜3週間の遅れの場合
投薬の遅れが2〜3週間の場合も多くの場合は心配ありませんが、2週間以上遅れた場合は自己判断せず、動物病院へ相談してください。
気づいた時点ですぐに動物病院に電話し、状況を伝えて指示を仰ぎましょう。
1ヶ月以上の遅れの場合
前回の投薬から1ヶ月以上空いてしまい、次の投薬予定日も過ぎてしまった場合は、慎重な対応が必要です。自己判断で投与せず、動物病院へ相談しましょう。気づいた時点で動物病院に連絡し、必要に応じて受診してください。
フィラリア予防薬は、感染から約30〜45日までの若い幼虫に対してしか効果がありません。投薬が1ヶ月以上空くと、幼虫が成長し、通常の予防薬では退治できないステージに進んでしまう恐れがあります。
基本的に1〜2ヶ月空いただけであれば問題ないことが多いですが、愛犬の状態や環境に合わせた判断が必要です。
フィラリア予防薬の飲み忘れを防ぐ3つの工夫
ここまでご説明した通り、フィラリア予防薬は毎月1回決まったタイミングで投与することが大切です。うっかり忘れてしまわないように、簡単にできる工夫を3つご紹介します。
スマホのリマインダー機能を使う
スマホのタイマーやカレンダーを使って、毎月同じ日の同じ時間に通知が来るように設定しておきましょう。
家族がいる場合は、ひとりでなく数名で同じ日にリマインダーを設定しておくと安心です。
薬のパッケージに日付を大きく書く
動物病院で薬を処方されたら、すぐにマジックで「6/1」「7/1」などと投薬予定日を書いておきましょう。大きく目立つように書くのがポイントです。
その後、リビングやキッチンの目に入るところに置いておきましょう。
オールインワンタイプ(おやつ型)を検討する
フィラリア予防薬には種類がいくつかあります。そのなかでも、フィラリア・ノミ・ダニを1錠でまとめて予防できる「オールインワンタイプ」の薬を選ぶと、管理の手間が3分の1に減り、忘れにくくなるかもしれません。
例えば「フィラリアは毎月1日」「ノミ・ダニは毎月15日」というようにバラバラのタイミングで管理していると、どうしても記憶から抜け落ちやすくなります。
これを1つにまとめることで、「毎月1日は愛犬の健康対策DAY」とシンプルに固定でき、管理の負担が軽くなるでしょう。
愛犬の健康に関する相談はオンラインでも
フィラリア予防は愛犬の健康のために欠かせないことですが、どうしても飲み忘れてしまうことはあるでしょう。
すぐに受診するのが難しく不安な場合は、ペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。現役の獣医師とスマホのビデオ通話でつながり、愛犬の様子を見せながら相談することができます。服用や受診タイミングに迷う場合など、ぜひお気軽にご相談ください。