犬が自分の体を舐める理由とは?やめさせたほうが良い?ストレス?などを解説
犬の病気

2026年5月15日

愛犬が自分の体を舐めていると、「やめさせたほうが良いのかな?」と悩むこともあるかと思います。この記事では、犬が体を舐める理由や受診の目安、飼い主ができる対処法などをご紹介します。

犬が自分の体を舐めるのはなぜ?習性を知っておこう

犬にはもともと、次のような理由で自分の体を舐める習性があります。

  • 体についた汚れを落としたり、被毛を整えたりするため
  • 体に違和感があり、気になるため
  • 緊張や不安な気持ちを落ち着かせるため
  • 退屈なときの気晴らしや暇つぶしのため

犬が自分の体を舐めること自体は自然な行動です。
しかし過剰に舐めると皮膚が傷つき炎症などを引き起こすこともあるため、舐める頻度や部位、舐め方などを日頃から観察し、変化に気づいたときは適切に対処することが大切です。

舐める行動はSOSのサインかも?注意が必要な原因や兆候

犬が自分の体を舐める行動は、体の不調やストレスなど異変を知らせるSOSのサインとしてあらわれる場合もあります。ここでは、注意が必要な原因とその特徴をご紹介します。

皮膚トラブル

かゆみや痛みなど皮膚に違和感があると、犬は症状がある部分を中心にしつこく舐めることがあります。皮膚トラブルが原因の場合、皮膚の赤み、脱毛、フケ、ただれといった症状がみられることもあります。
かゆみや痛みを伴う、犬の代表的な皮膚トラブルは下記のとおりです。

  • 皮膚の乾燥
  • アトピー性皮膚炎
  • 食物アレルギー
  • 膿皮症
  • マラセチア皮膚炎
  • 皮膚糸状菌症
  • 寄生虫(疥癬、ニキビダニ症) など

皮膚以外の体の不調

骨や筋肉、内臓、神経など体の内側の不調が原因で、関節まわりや腹部などを舐めることがあります。
皮膚には目立った異常がみられない一方、元気や食欲がなくなったり、歩き方がいつもと違ったりと、全身の様子に変化があらわれやすいです。

ケガ

肉球など足先を中心に舐めている場合、切り傷やすり傷、異物が刺さっているなどのケガの可能性も考えられます。
舐めている場所をよく見ると、傷や刺さっている異物が確認できることもあります。

ストレス

見た目に目立った変化がないにもかかわらず、体をしつこく舐めている場合は、ストレスが原因かもしれません。
環境の変化や運動不足、飼い主とのコミュニケーション不足などがあると、犬はストレスを感じやすくなります。

こんな舐め方は注意!動物病院を受診する目安

愛犬が体を舐めていても、時間が短く軽く舐める程度であれば、自然な行動の範囲と考えられます。しばらく自宅で様子を見てもいいでしょう。
ただし下記の項目に当てはまる場合は、病気やケガなどが関係している可能性が高いです。早めに動物病院を受診しましょう

  • 長時間舐めている
  • 何度もしつこく舐めている
  • 以前よりも舐め方が激しく、舐める頻度も増えた
  • 皮膚の赤み、腫れ、脱毛、出血などの症状がある
  • 元気や食欲がない
  • 歩き方がいつもと違う
  • 舐めている部位に傷や異物がある

愛犬の体を舐める行動、どうすればいい?飼い主ができる対処

犬が過剰に体を舐める行動をそのままにしておくと、皮膚トラブルにつながったり舐める行動がエスカレートしたりすることがあります。症状が軽度であれば適切なケアで改善することもあるので、下記の方法で対処してみましょう。

皮膚や被毛を清潔に保つ

皮膚や被毛が汚れていると、かゆみや刺激の原因となって舐める行動につながります。
下記の方法でケアをして、愛犬の皮膚や被毛を清潔に保ちましょう。

  • 汚れたら犬用の体拭きシートやぬるま湯で濡らして絞ったタオルなどで早めに拭く
  • こまめにブラッシングをする
  • 月に1~2回を目安にシャンプーで体を洗う

皮膚の乾燥を防ぐ

皮膚が乾燥するとかゆみを引き起こし、体を舐めるきっかけになります。
犬の皮膚は人間よりも薄くて乾燥しやすいです。シャンプー後は犬専用の保湿剤で皮膚を保湿する、部屋の湿度を40~60%程度に保つといった方法で対策しましょう。

運動や遊びの時間を増やす

ストレスや退屈が原因の場合、適度に散歩をしたり、スキンシップの時間を増やしたりすることで舐める行動が改善することがあります。おもちゃを使った遊びや、「おすわり」「待て」といった頭と体を使う簡単なトレーニングなどもおすすめです。
一緒に遊ぶのが難しい場合は、できるだけ退屈しないように知育トイなどを活用するのもいいでしょう。

愛犬が自分の体を舐めるときに、飼い主がやってはいけないこと

愛犬が自分の体を舐めているのを見て、叱ったり無理にやめさせたりするのは避けましょう。舐める行動を頭ごなしに制止しようとすると、不安を強め、かえって行動が悪化することがあります。

一方、舐めるたびに声をかけたり抱き上げたりと過剰に反応するのもよくありません。「舐めれば注目してもらえる」と学習し、行動が習慣化してしまう場合があります。
舐める行動がクセになっている場合は行動療法が必要になることもあるので、ケアしてもなかなか改善しないときは獣医師に相談するのが安心です。

愛犬の気になる行動、オンラインで相談できます

舐める行動を含め、愛犬のこととなるとちょっとした変化も気になりますよね。とはいえ「動物病院に連れて行くほどではないかも」と悩むこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療サービス「ペットドクター」が便利です。自宅からオンラインで獣医師の診察を受けることができますよ。全国どこからでも利用できるので、困ったときは検討してみてください。