愛犬が蚊に刺されたら?知っておきたい症状とリスク、ケア方法などまとめ
犬の病気

2026年5月16日

犬も人間と同じように蚊に刺されることがあります。蚊に刺されるというと痒みが起こるだけのイメージがあるかもしれませんが、なかには重い病気を引き起こすケースもあるため注意が必要です。この記事では、愛犬が蚊に刺されたときのリスクや受診の目安、ケア方法などをご紹介します。

犬も蚊に刺されると痒いの?蚊に刺されたときの症状は?

犬が蚊に刺されると、人間と同じように痒みや皮膚の赤みといった症状があらわれることがあります。
痒みがある部分をしきりに舐めたり掻いたりすることで、皮膚が傷つき出血やただれといった症状を伴うこともあります。

また蚊の唾液に含まれる成分に免疫が過剰に反応してアレルギーを引き起こすと、全身症状があらわれることもあります。
アレルギーでは顔の腫れや全身の蕁麻疹がみられるほか、稀に呼吸困難や意識障害など重い症状を伴うケースもあります。

犬が蚊に刺されることで一番怖い「フィラリア症」

犬が蚊に刺されたときに特に気をつけたいのが、蚊を媒介する「フィラリア」という寄生虫によって引き起こされる、「フィラリア症」です。

蚊を介して犬の体内にフィラリアの幼虫が入りこむと、数ヶ月かけて成虫になり、肺の血管や心臓に寄生します。
幼虫の段階では目立った症状がない場合もありますが、しだいに咳や疲れやすさなどがみられるようになります。さらに進行すると体重や食欲の減少、腹水がたまる、貧血といった症状があらわれ、最悪の場合命に関わることもあります

フィラリア症は予防薬を適切に使用することで、発症リスクを大きく下げられることがわかっています。蚊の発生時期には、動物病院で処方された予防薬を毎月欠かさずに投与することが大切です。

愛犬が蚊に刺されたときの受診目安

下記の項目に当てはまるときは検査や治療が必要な可能性が高いので、早めに動物病院を受診しましょう

  • フィラリアの予防薬を使用していない、または投与が不規則
  • 掻き壊して皮膚が傷つき、出血やただれがある
  • 数日経っても症状が改善しない
  • しきりに掻いたり舐めたりしている

また以下のような症状がある場合はアレルギーが疑われるため、早急な受診が必要です

  • 顔やまぶたが大きく腫れている
  • 全身に蕁麻疹が出ている
  • 呼吸が苦しそう、ぐったりしている
  • 嘔吐や下痢がみられる

一方、フィラリア予防薬を使用していて、症状が軽度で犬も気にしていないようであれば、次の章でご説明するケアを行いながらしばらく様子をみても問題ないと考えられます。

愛犬が蚊に刺されてしまったときのケア方法

愛犬が蚊に刺されたときは、痒みを和らげたり症状の悪化を防いだりするために、下記の方法でケアしましょう。

冷やす

軽度の痒みであれば、冷やすことで和らぐことがあります。冷水で濡らしたタオルや、ハンカチで包んだ保冷剤などを患部に当てて冷やしてみるとよいでしょう。
ただし凍傷にならないように長時間冷やし続けるのは避け、冷やしている間は愛犬の様子をよく観察するようにしてくださいね。

患部を触らせない

掻き壊しや舐め壊しによる症状の悪化を防ぐには、患部をできるだけ触らせないことが大切です。必要に応じてエリザベスカラーを装着する、洋服を着せるといった方法を検討しましょう。
嫌がる場合や、しきりに掻いたり舐めたりする場合は、病院で相談するのが安心です。

愛犬に蚊を寄せ付けないための予防方法

ここからは愛犬に蚊を寄せ付けないための予防方法をご紹介します。

蚊の発生源を減らす

蚊は水がある場所を好みます。屋外にある植木鉢の受け皿やバケツなどにたまった水はこまめに捨て、家の周りにある水たまりをなくしておきましょう。

草むらに近づかない

草むらも蚊が発生しやすい場所の一つです。散歩をする際は草むらを避け、できるだけ風通しのよい開けた場所を選ぶようにしましょう。

犬用の虫よけグッズを活用する

犬用の虫よけスプレーや首輪、服などを活用するのも一つの方法です。
人間用の虫よけグッズのなかには犬に使用できない成分が入っているものもあるため、必ず犬用のものを選びましょう

犬の虫刺されの相談はオンラインでも

外に出る機会が多い犬にとって、虫刺されは珍しいことではありません。とはいえ蚊のように病気を媒介する虫もいるので、不安になることもあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療サービス「ペットドクター」が便利です。自宅からオンラインで獣医師の診察を受けることができますよ。全国どこからでも利用できるので、困ったときは検討してみてください。