マンチカンの外耳炎|受診目安やNGケア、対策のコツまとめ
2026年7月2日
愛猫の耳が臭ったり痒そうだったりすると心配ですよね。その症状は、外耳炎から起こっている可能性が高いです。こちらの記事では、マンチカンを飼うときに知っておきたい外耳炎のサインや受診の目安、やってしまいがちなNGケアや、予防のポイントなどをご紹介します。
マンチカンは外耳炎になりやすい?
猫はマンチカンに限らず、さまざまな原因によって外耳炎がみられることがあります。
その中でも折れ耳や耳の周りの毛が多いマンチカンは、耳の通気性が悪くなって細菌や真菌が耳の中で増殖し、特に外耳炎になりやすいとされています。
他にもアレルギーを持っている子は、耳の中でも炎症が起こりやすいです。
マンチカンの外耳炎の原因は?
マンチカンの外耳炎の原因には、下記のようなものがあります。
細菌・真菌の増殖
健康なときも耳の中にいる細菌や真菌が、異常に増殖して耳の中に炎症を起こします。
細菌や真菌は高温多湿な環境で増殖しやすいという特徴があります。
折れ耳や耳の周りの毛が多いマンチカンは、耳の中に湿気が溜まりやすいため、細菌や真菌が増殖して外耳炎を起こしやすい傾向にあります。
耳ダニの寄生
耳ダニというダニが耳の中に寄生することで外耳炎が起こります。
耳ダニによって外耳炎になると、黒い乾燥した耳垢が大量に出て、強い痒みが生じるのが特徴です。
アレルギー
特定の食物、花粉、ダニ、ホコリなどのアレルゲンに免疫が過剰に反応して、耳の中に炎症が起こります。
アレルギー体質の猫では、耳の皮膚にも炎症が起こり、外耳炎の原因となることがあります。
異物混入
猫自身の毛や草木の種などが耳に入り、耳の中で炎症を起こすことがあります。
マンチカンの外耳炎で見られる症状
マンチカンが外耳炎になると、下記のような症状が見られます。
- 耳や耳周りを頻繁に掻く
- 耳を壁や床に擦りつけようとする
- 頭を頻繁に振る
- 耳垢の量が増える
- 耳垢の色が黄色、黄緑色、黒色になる
- 耳の中に赤みがある
- 耳から悪臭がする
- 耳周りの毛が薄くなる
外耳炎が進行して中耳炎や内耳炎になると、下記のような症状が見られることがあります。
中耳炎や内耳炎へ進行すると神経症状がみられることもあり、早めの治療をしないと危険な場合があります。
- 痛みで耳を触られるのを極端に嫌がる
- 耳から膿(耳だれ)が出る
- まっすぐ歩けない
- 顔が左右どちらかに傾く
- 同じところをぐるぐる回る
- 眼球が小刻みに揺れる
マンチカンの外耳炎の受診目安と治療方法
外耳炎は自然に改善することは少なく、原因によっては悪化したり慢性化したりすることがあります。
そのため前章でご紹介したような外耳炎が疑われる症状がある場合は、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
特に下記のような症状が見られる場合は、外耳炎が進行して強い痛みや神経への影響が出ている可能性があり危険なので、早急に動物病院を受診してください。
- 痛みで耳を触られるのを極端に嫌がる
- まっすぐ歩けない
- 顔が左右どちらかに傾く
- 同じところをぐるぐる回る
- 眼球が小刻みに揺れる
動物病院を受診すると、一般的には下記のような治療が行われます。
耳道の洗浄
まずは耳に溜まった耳垢や耳の中に入った異物を取り除くために、専用の洗浄液を使って耳の中を洗浄します。
薬の投与
抗炎症薬や抗菌薬、駆虫薬、抗アレルギー薬、痒み止めなど外耳炎の症状や原因に応じた薬を投与します。
薬は動物病院で1回投薬するだけで一定期間効果が続くものもありますが、自宅での定期的な投薬が必要になることもあります。
手術
症状が進行して中耳炎や内耳炎になっている場合、鼓膜を切開したり耳道の一部を切り取ったりする手術を行うことがあります。
マンチカンの外耳炎でやってはいけないこと
愛猫が外耳炎になっている際に、下記のようなことはしないでください。症状が悪化するおそれがあります。
症状を放置する
外耳炎が疑われる症状がある場合は、そのまま放置するのはやめましょう。
外耳炎は自然に治ることは基本的になく、放置しておくと中耳炎や内耳炎に進行して強い痛みが生じる他、神経に影響を及ぼすこともあり危険です。症状が続く場合は必ず動物病院で診てもらうようにしてください。
無理に耳を触る
愛猫が嫌がっている場合は、耳の中の様子をチェックしたくても無理に触るのはやめましょう。
嫌がっている場合は強い痛みを感じている可能性があり、無理に触るとトラウマになってその後のケアや治療がしづらくなることがあります。
綿棒や耳かきで耳掃除をする
耳の中の汚れを綿棒や耳かきで取るのはやめましょう。
汚れを耳の奥に押し込んでしまったり、傷がついて炎症が悪化したりする可能性があります。
ケアは目に見える範囲の汚れを優しく拭き取るのみにしてください。
マンチカンの外耳炎に家庭でできるケア方法
愛猫が外耳炎になっているときには、治療と並行して自宅で下記のようなケアをしてあげましょう。
こまめに耳の中をチェックする
できるだけ毎日耳の中をチェックするようにしましょう。
耳垢の量や色、耳の中の臭いなどに異常がないか確認してください。症状の悪化や異変がある場合は、動物病院で相談しましょう。
愛猫が耳を触られるのを嫌がる場合は、自宅で無理にチェックする必要はありません。動物病院で定期的に経過を診てもらうようにしてください。
汚れを拭き取る
耳の中をチェックした際に汚れがある場合は、動物病院で指示された洗浄液を使用し、ガーゼやコットンで汚れを優しく拭き取りましょう。
奥の方の汚れまで取ろうとせず、耳の入り口付近の目に見えている部分だけを拭き取るようにしてください。
エリザベスカラーを着用する
外耳炎のときに患部を掻いたり擦り付けたりしてしまうと、炎症が悪化するおそれがあります。
患部に触るのを避けるために、エリザベスカラーを着用させるのも良いでしょう。
エリザベスカラーを着用すると、周りが見えづらいためいつもと同じように行動するのが難しいことがあります。
フードの器を食べやすいように台の上などに乗せる、ぶつかりそうな場所にある家具は移動させるなど、生活のサポートをしてあげてくださいね。
アレルゲンを避ける
アレルギーが原因で外耳炎が起こっている場合は、アレルゲンをできるだけ避けるのが回復への近道です。
できるだけこまめに掃除をする、アレルギー対応のフードに変更する、空気清浄機を活用するなど、愛猫とアレルゲンの接触を少しでも減らしましょう。
室内を清潔に保ち、ホコリやダニなどのアレルゲンを減らすことも大切です。掃除機をかけるだけでなく、拭き掃除まで行えるとさらに良いですね。
マンチカンの外耳炎の相談はオンラインでも
愛猫が耳を痒がっていたり耳から悪臭がしたりすると、できるだけ早く治してあげたいですよね。とはいえすぐに動物病院に連れて行くのが難しいこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリで愛猫の様子を獣医師に診てもらい、症状やケアの相談ができます。獣医師が必要と判断した際には薬を処方してもらうことも可能です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。