【ラグドールの外耳炎】受診目安やホームケアのコツ、予防方法など
2026年8月10日
愛猫がしきりに耳を掻いていたり、いつもと違う臭いがしたりするときは、外耳炎のサインかもしれません。こちらの記事では、ラグドールの外耳炎の受診目安やホームケアのポイント、治療方法などをご紹介します。
猫の外耳炎の原因は?
猫の外耳炎の原因には下記のようなものがあります。
細菌・真菌の増殖
耳の中に湿気がこもっていたり汚れが溜まったりしていると、細菌や真菌が異常に増殖して炎症を引き起こすことがあります。
耳ダニの寄生
「耳ダニ」というダニが耳の中に寄生することで、炎症が起こることがあります。
強い痒みを伴い、黒い乾燥した耳垢が大量に出るのが特徴です。
アレルギー
特定の食べ物やダニ、ホコリなどのアレルゲンに免疫が過剰に反応して、耳に炎症が起こることがあります。
異物混入
猫自身の抜け毛や砂、植物の種などが耳の中に入り込んで炎症を起こすことがあります。
ラグドールは外耳炎になりやすい?
ラグドールは、他の猫種と比べて特別外耳炎になりやすいというわけではありません。
ただし梅雨や夏場など高温多湿な時期は、他の猫種よりも注意が必要です。
ラグドールは耳周りに長い毛が密集して生えているため、耳の中に湿気がこもりやすいです。室内の湿度が高いと、耳の中が蒸れて外耳炎が起こりやすくなります。
ラグドールの外耳炎で見られる症状
ラグドールが外耳炎になると下記のような症状が見られます。
- 耳や耳周りを頻繁に掻く
- 耳を壁や床に擦りつけようとする
- 頭を頻繁に振る
- 耳垢の量が増える
- 耳垢の色が黄色、茶色、黒色になる
- 耳の中に赤みがある
- 耳が熱を持っている
- 耳から悪臭がする
- 耳の周りの毛が抜ける
下記のような症状や行動が見られる場合は、外耳炎が進行して「中耳炎」や「内耳炎」になっている可能性があります。
- 痛みで耳を触られるのを極端に嫌がる
- 耳が赤くパンパンに腫れる
- 耳から膿(耳だれ)が出る
- まっすぐ歩けない
- 頭が左右どちらかに傾く
- 同じところをぐるぐる回る
- 眼球が小刻みに揺れる
ラグドールの外耳炎で受診する目安と治療方法
外耳炎はそのままにしておくと症状が進行してしまうため、早めに受診して治療を始めることが大切です。
前章でご紹介した外耳炎が疑われる症状がある場合は、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
特に下記のような様子が見られる場合は、症状が進行して神経にまで影響が出ている可能性があり危険です。早急に動物病院を受診してください。
- まっすぐ歩けない
- 頭が左右どちらかに傾く
- 同じところをぐるぐる回る
- 眼球が小刻みに揺れる
動物病院を受診すると、一般的に下記のような治療が行われます。
耳の洗浄
まずは専用の洗浄液を使って耳の中の汚れや異物を取り除くことが多いです。洗浄を最初に行うことで、後で投与する薬が患部に届きやすくなります。
耳周りの毛が長くて洗浄しづらい場合は、洗浄前にカットすることがあります。
薬の投与
細菌に対する抗生物質、真菌に対する抗真菌薬、耳ダニに対する駆虫薬など外耳炎の原因に応じた薬や、抗炎症薬、痒み止めなどを投与します。
動物病院で一度投与するだけで一定期間効果が出る薬もあれば、自宅での投与が必要な薬もあります。
手術
投薬だけで改善しないケースや、炎症が進行して「中耳炎」や「内耳炎」になっている場合は、耳道を広げたり鼓膜を切開したりする手術が行われることがあります。
【NGケア】ラグドールの外耳炎でやってはいけないこと
良かれと思ってやったケアが、かえって愛猫の症状を悪化させることがあります。下記のようなケアは行わないよう、注意してください。
症状を放置する
外耳炎が疑われる症状があるときにそのまま放置するのはやめましょう。
症状が進行して強い痛みが生じたり神経に影響が出たりする可能性があります。
できるだけ早く動物病院を受診して、適切な治療を受けるようにしてください。
綿棒や耳かきで掃除する
綿棒や耳かきで耳掃除をするのはやめましょう。
耳垢を耳の奥に押し込んでしまったり、耳を傷つけてしまったりするおそれがあります。
自己判断で薬を使う
過去に処方された薬や人間用の薬などを自己判断で使用するのはやめましょう。
必ず動物病院を受診して処方された薬を、用法・用量を守って使用するようにしてください。
自己判断で薬の投与を止める
外耳炎の治療中に症状がおさまったからといって、自己判断で薬の投与を止めてはいけません。
目に見える症状がなくても菌が残っていて、炎症が再発する可能性があります。
処方された薬は必ず最後まで使い切るようにしてください。
ラグドールの外耳炎に家庭でできる正しいケア方法
ここからは愛猫が外耳炎の際に自宅でできるケア方法をご紹介します。健康なときに行うことで予防につながるケアもあるので、ぜひ日頃から行ってみてください。
こまめに耳をチェックする
できるだけ毎日耳の中をチェックするようにしましょう。
赤みや腫れはないか、痒がっていないか、いつもと違う臭いはないかなどを確認し、異変がある場合は動物病院で相談してください。
耳を触られるのを愛猫が嫌がる場合は、無理をせず動物病院で定期的に診てもらいましょう。
耳の汚れを拭き取る
耳の中に汚れがある場合は、目に見える範囲の汚れだけを拭き取ります。
洗浄液やぬるま湯で濡らしたコットンやガーゼを耳に押し当て、浮いてきた汚れだけを優しく拭き取るようにしてください。
耳をしっかり乾燥させる
耳に水分があると、細菌や真菌が増殖して症状が悪化しやすくなります。
シャンプーや水遊びの後は、タオルやドライヤーで耳をしっかり乾燥させましょう。
耳周りの毛をカットする
耳周りに毛が多いと耳の中に湿気がこもって、炎症が悪化しやすくなります。
トリミングサロンや動物病院で相談して定期的にカットしてもらうと良いでしょう。
エリザベスカラーを着用する
外耳炎のときに患部を掻いたり擦り付けたりしてしまうと、炎症が悪化する可能性があります。どうしても愛猫が患部を気にしてしまう場合は、エリザベスカラーを着用するのも一つの方法です。
エリザベスカラーを着用すると視界が狭くなるため、いつも通りに行動するのが難しいことがあります。
フードの器は口元が届きやすいように台の上に乗せる、ぶつかりそうな家具は移動させる、トイレに屋根がついている場合は引っかからないように屋根を外すなど、生活しやすいようにサポートしてあげてください。
こまめに爪を切る
爪が伸びていると、患部を掻いてしまったときに耳が傷つくことがあります。
エリザベスカラーを着用していない場合は、特に気をつけてこまめに爪を短くしておきましょう。
アレルゲンを避ける
アレルギーによって外耳炎になっている場合は、アレルゲンを避けることが回復に繋がります。
食物アレルギーの場合はアレルギー対応のフードに変更する、アトピーの場合は寝具やカーペットをこまめに洗濯する、空気清浄機を活用する、部屋の拭き掃除をするなど、できるだけ愛猫とアレルゲンの接触を防ぎましょう。
ラグドールの外耳炎の相談はオンラインでも
愛猫が耳をしきりに掻いていると、できるだけ早く治してあげたいですよね。とはいえすぐに動物病院に連れて行くのが難しいこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリを通して獣医師に愛猫の様子を診てもらい、必要なケアの相談ができます。獣医師が必要と判断した際には薬を処方してもらうことも可能です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。