2025年11月27日
犬が健康なときの耳垢の色や状態を知っておくと、トラブルに早めに気づくことができます。こちらの記事では、犬の正常な耳垢の色や量、異常の見分け方をご紹介します。
犬の正常な耳垢の色・量・形状
一般的に、健康な犬の耳垢の状態は下記の通りです。
色:白や白っぽい黄色、白っぽい灰色、薄い茶色
量:少量
質感:少し粘り気があるが、ベタつきすぎない
におい:強いにおいは無い
犬の耳垢の正常・異常を見分けるポイントは?
犬の耳垢の状態が正常か異常かを見分けるポイントは、前章でご紹介した耳垢の色・量・質感・においです。
色、量、質感、においのうち、どれかが前章でご紹介したような状態でない場合は、異常をきたしている可能性があります。
また左右両方の耳垢の状態が同じかどうかを見るのもポイントです。
片方の耳にだけ異常がある場合は、そちらの耳だけにトラブルが起こっている可能性があります。
耳垢で分かる犬の耳トラブル例
前章でお伝えした通り、犬の耳垢は色、量、質感、においでトラブルが起きているかどうかを見分けることができます。ここからは、耳垢の状態からわかる耳のトラブル例をご紹介します。
マラセチアによる外耳炎
マラセチアという菌によって外耳炎が起こっている場合、茶色くベタベタした質感の耳垢が増え、独特なにおいがします。
マラセチアは健康な犬の皮膚にも存在していますが、耳の中の環境が悪くなったときや湿度の高い環境にいるときなどに異常に増殖し、炎症を起こすことがあります。
細菌による外耳炎
細菌によって外耳炎が起こっている場合は、黄色いドロっとした質感の耳垢が増えます。耳垢からは膿のようなにおいがします。
細菌もマラセチアと同じように健康な犬の皮膚にも存在しますが、耳の中の環境が悪くなったときや湿度の高い環境下で異常に増殖して炎症を起こすことがあります。
耳ダニによる外耳炎
耳ダニというダニが原因で外耳炎が起こっている場合、黒い乾いた質感の耳垢が大量に出ます。
他の耳ダニに感染している犬と接触したときや、野生動物のいる場所での散歩などで感染することが多いです。
犬の耳を正常に保つためのケア方法
愛犬の耳を正常に保つためには、日頃からこまめに耳の中をチェックし、ケアしてあげることが大切です。下記のようなケアを行いましょう。
こまめな耳のチェック
愛犬が健康でも、耳垢の色や質、量、においに異常がないか、耳の中をこまめにチェックするようにしましょう。少なくとも週に1回、外耳炎になったことがある犬の場合は週に2〜3回程度チェックするのが良いでしょう。
耳の汚れを拭き取る
耳の中をチェックした際に汚れがある場合は、汚れを拭き取るようにしましょう。洗浄液(イヤークリーナー)を染み込ませたガーゼやコットンで、目に見える範囲の汚れだけを拭き取ります。綿棒を使ったりゴシゴシ強く擦ったりせず、汚れを優しく拭き取るようにしてください。
水遊びやシャンプー後に乾燥させる
耳の中に湿気が溜まると炎症が起こりやすくなるため、水遊びやシャンプーの後はタオルやドライヤーでしっかり乾燥させるようにしましょう。
コッカースパニエル、キャバリア、ダックスフンド、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバーなど垂れ耳の犬種や、トイプードル、シーズー、ミニチュアシュナウザーなど耳の中に毛が多い犬種は、特に耳の中に湿気が溜まりやすいため注意が必要です。
耳毛を処理する
ダックスフンドやシュナウザー、シーズーなど耳の周りや中に毛が多い犬種は、通気性が悪く耳の中に湿気が溜まりやすいため、炎症を起こしやすくなります。
愛犬の耳毛が長い場合は、動物病院やトリミングサロンで耳毛をカットしてもらうのも良いでしょう。
アレルゲンを避ける
特定の食べ物やホコリ、ハウスダスト、花粉などのアレルギーが原因で耳に炎症が起こり、耳垢に異常が出る場合があります。
こまめに耳をケアをしていても炎症を繰り返す場合や、新しいフードを食べたり新しい場所に行ったりした後に炎症が起こった場合は、アレルギー検査を受けてみてもいいかもしれません。
アレルゲンがわかったら、アレルゲンが含まれるフードを変更したり、こまめに室内を掃除したりすることで、炎症が起こりにくくなる場合があります。
犬の耳に関する相談はオンラインでも
愛犬の耳の中を見ていつもと違う点があると、動物病院で診てもらう必要があるのか、ホームケアで様子を見ても良いのか悩むこともあるかと思います。そんなときは動物のオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリで獣医師の診察を受け、症状に応じて必要な対応方法を教えてもらうことができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。