犬の耳垢が黒い!原因や受診目安、対処方法は?
犬の病気

2025年12月27日

愛犬の耳垢が黒いと、病院で診てもらった方が良いのか、自宅で必要なケアはあるのかなど悩むこともあるかと思います。こちらの記事では、犬の耳垢が黒いときの原因や受診の目安、ケア方法などをご紹介します。

健康的な犬の耳垢の色とは?

健康な犬の耳垢は、白、白っぽい黄色、薄い茶色、薄い灰色が一般的です。

つまり犬の耳垢が黒い場合は、耳の中でトラブルが起こっている可能性が高いです。

犬の耳垢が黒くなる原因は?

犬の耳垢が黒い場合、考えられる原因には下記のようなものがあります。

耳ダニによる外耳炎

耳ダニというダニが耳の中に寄生することによって起こる外耳炎です。黒い耳垢は耳ダニの糞で、黒くて乾いた質感のものが大量に出てくるのが特徴です。
強い痒みを伴い、悪臭がすることもあります。

細菌や真菌による外耳炎

耳の中で細菌や真菌が異常に増殖することによって起こる外耳炎です。黒っぽい耳垢の他に茶色っぽいベタベタした耳垢や黄色っぽいドロっとした耳垢が出ることもあります。
耳の痒み、赤み、悪臭などがすることもあります。

アレルギー体質や脂漏体質

アレルギーや、皮脂が過剰に分泌されやすい脂漏など、体質的なことが要因で耳垢が黒くなることがあります。

アレルギー体質の犬は、皮膚のバリア機能が低下して耳で炎症が起こり、耳垢の色に変化が出ることがあります。
脂漏体質の犬は、皮脂の過剰分泌によって皮脂を好む細菌や真菌が繁殖しやすくなり、炎症が起こって耳垢の色が黒く変化することがあります。

耳垢が黒くなりやすい犬種

どの犬種も耳垢が黒くなる可能性はありますが、垂れ耳の犬種、と耳の中に毛が多い犬種、アレルギー体質の犬種、皮脂の分泌が多い犬種は、耳垢が黒くなりやすい傾向にあります。具体的には下記のような犬種が該当します。

垂れ耳の犬種

垂れ耳の犬種は、耳の通気性が悪く細菌などが増殖しやすいため、炎症が起こって耳垢が黒くなりやすいです。

  • キャバリア
  • ビーグル
  • マルチーズ
  • シーズー
  • ダックスフンド
  • コッカースパニエル
  • バセットハウンド
  • ボーダーコリー
  • ゴールデンレトリーバー
  • ラブラドールレトリーバー など

耳の中に毛が多い犬種

耳の中に毛が多いと、耳の通気性が悪く細菌などが増殖しやすいため、炎症が起こって耳垢が黒くなりやすいです。

  • トイプードル
  • ミニチュアシュナウザー
  • シーズー
  • ヨークシャーテリア など

アレルギー体質の犬種

皮膚のバリア機能が弱く炎症が起こりやすいため、耳垢が黒くなりやすいです。

  • 柴犬
  • フレンチブルドッグ
  • パグ 
  • ジャーマンシェパード など

皮脂の分泌が多い犬種

皮脂の分泌量が多いと、皮脂を好む菌が増殖して炎症を起こし、耳垢が黒くなりやすいです。

  • シーズー
  • ミニチュアシュナウザー
  • ウエストハイランドホワイトテリア
  • アメリカンコッカースパニエル など

犬の耳垢が黒いときの受診の目安は?

これまでご説明した通り、犬の耳垢が黒いときやにおい・色がいつもと違うときは、耳の中で炎症が起こっている可能性が高いです。動物病院で適切な治療を行う必要があるため、愛犬の耳垢が黒い場合はできるだけ早めに動物病院を受診するようにしてください

早めに受診して治療を開始することで、症状の悪化を防いで治療が長引くのを避けることが期待できます。

犬の耳垢が黒いときにやってはいけないこと

犬の耳垢が黒いときは炎症が起こっている可能性が高いため、下記のようなことをしないようにしてください。

症状をそのまま放置する

耳のトラブルをそのままにしておくと、重症化して耳の周りや首まで炎症が広がったり平衡感覚に異常が出たりするおそれがあります。黒い耳垢が出ているのを見つけたら、すぐに動物病院を受診するようにしてください。

耳を強く擦る

黒い耳垢を取ろうとして耳をゴシゴシ擦らないようにしてください。耳が傷ついて炎症が悪化するおそれがあります。

綿棒を使って掃除する

綿棒を使って耳の奥の耳垢を取ろうとするのはやめましょう。耳垢を耳の奥に押し込んでしまったり、耳を傷つけて症状が悪化したりする可能性があります。

他の犬と接触させる

耳ダニによって黒い耳垢が出ている場合、感染力が強いため、他の犬と接触させるのは避けましょう。特に多頭飼いの場合は、感染している犬を別の部屋で生活させるなど隔離できると良いでしょう。

犬の耳垢が黒いときに自宅でできるケア方法

犬の耳垢が黒いときは耳の中でトラブルが起こっている可能性が高いため、下記のようなケアを行いましょう。

こまめな耳のチェック

愛犬の耳垢が黒い場合は、できるだけ毎日耳の中をチェックしましょう。耳垢や耳の中の状態に異常がないか確認するようにしてください。異常がある場合は、できるだけ早く動物病院を受診するようにしましょう。

汚れを拭き取るケア

チェックをしたときに耳の中に汚れがある場合は、洗浄液を染み込ませたガーゼやコットンで優しく汚れを拭き取りましょう。
このときゴシゴシ擦ったり奥の汚れまで無理に取ろうとしたりせず、目に見える範囲の汚れだけを優しく拭き取るようにしてください。

点耳薬の投与

犬の耳垢が黒いときに動物病院を受診すると、自宅での点耳薬の投与を指示される場合があります。用法用量を守り、投与するようにしましょう。

耳の中の乾燥

耳の中に湿気が溜まると、耳ダニや細菌が繁殖しやすい環境になります。シャンプーの後や水遊びの後は、タオルやドライヤーでしっかりと耳の中まで乾燥させるようにしましょう。

耳の毛のカット

耳の中の毛が多いと通気性が悪く、湿気が溜まって耳ダニや細菌が繁殖しやすくなります。愛犬の耳の毛が多い場合は、動物病院やトリミングサロンで耳の毛をカットしてもらうと良いでしょう。

こまめな洗濯と掃除

愛犬が耳ダニに感染している場合、頭を振ると周囲に耳ダニが飛び散ります。寝具やタオルなど布類の洗濯や室内の掃除をできるだけこまめにして、清潔を保つようにしましょう。

犬の耳垢に関する相談はオンラインでも

犬の耳垢がいつもと違うと、必要な治療やケアの方法がわからず悩むこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリで獣医師に診てもらい、必要な対処法を教えてもらうことができます。獣医師が必要と判断した際には、薬を処方してもらうことも可能です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。