猫の乾燥肌・カサカサの原因や受診目安、ホームケア方法まとめ
猫の病気

2025年11月29日

愛猫の肌が乾燥してカサついていると、ケア方法や受診のタイミングなどに悩みますよね。そこでこの記事では、猫の乾燥肌の原因や受診の目安、ホームケア方法などをご紹介します。

猫の皮膚は乾燥しやすい!

猫の皮膚は人間よりも薄いため、デリケートで乾燥しやすいです。皮膚には外部からの菌の侵入を防ぐ役割がありますが、乾燥するとその機能が低下し、感染症や肌トラブルを引き起こしやすくなります。そのため日頃からケアをして、愛猫の皮膚が乾燥しないように保ってあげることが大切です。

猫の皮膚が乾燥する主な原因

猫の皮膚は、さまざまなきっかけで乾燥します。主な原因は以下のとおりです。

空気の乾燥

空気が乾燥すると、皮膚の水分が失われて乾燥しやすくなります。特に冬や季節の変わり目、夏のエアコン使用時は空気が乾燥しやすく、乾燥肌になるリスクが高まります。

シャンプーの種類や頻度が不適切

肌に合わないシャンプーを使ったり、シャンプーの頻度が高すぎたりすると、必要な皮脂まで洗い流されてしまいます。その結果、皮膚の保湿力が低下し乾燥肌を引き起こすことがあります。

栄養不足

皮膚の健康維持に必要な栄養素をしっかり摂取できていないと、皮膚が乾燥しやすくなります。特に手作り食や偏食の猫は、栄養が偏りやすい傾向があります。

ストレス

猫はストレスを感じると過剰にグルーミングをすることがあります。するとザラザラした舌が皮膚に擦れて刺激となるうえに必要な皮脂まで舐めとってしまうため、皮膚の乾燥につながるケースが多いです。猫の肌が乾燥しているサインとは?

肌が乾燥している猫では、以下のようなサインがみられることがあります。

  • フケが増える
  • 皮膚がカサつく、赤くなる
  • 痒がる(しきりに舐める、引っ掻く、物に擦りつける) など

目の周りや口元、腹部、足の付け根など毛が少ない部分は特に乾燥しやすく、上記の症状があらわれやすいです。症状が進むと次のような症状がみられることもあります。

  • 掻きむしって出血する
  • 傷口から雑菌が入って膿が出る
  • 毛が抜ける
  • かさぶたができる など

特に乾燥に注意が必要な猫種や特徴

どの猫でも乾燥肌になることはありますが、短毛種の猫、毛が薄い猫は皮膚が空気にさらされやすく湿度の影響を受けやすいため特に注意が必要です。具体的な猫種は以下のとおりです。

短毛種の猫

  • スコティッシュ・フォールド
  • マンチカン
  • ベンガル
  • アメリカン・ショートヘア
  • ロシアン・ブルー
  • シャム など

毛がほとんどない猫

  • スフィンクス
  • ドンスコイ
  • ピーターボールド など

猫種を問わず以下に当てはまる猫も、乾燥肌になりやすく肌トラブルを引き起こしやすいので、注意深くケアする必要があります。

  • 皮膚のバリア機能が発達途中の子猫
  • 皮脂の分泌が低下しているシニア猫
  • 基礎疾患があって免疫力が低下している猫

自宅でできる猫の乾燥肌の予防・改善ケア方法

猫の乾燥肌は、日頃のケアで予防や改善ができることもあります。ここからは自宅でできる猫の乾燥肌のケア方法をご紹介します。

適度にブラッシングをする

ブラッシングには血行を促して皮膚の健康を維持する役割もあるため、適度に行えば乾燥肌の予防につながります。ただしやりすぎると皮膚が傷つくおそれもあるため、短毛種は1日1回、長毛種は1日2回を目安にし、1回あたり3分くらいで終わらせるようにしましょう。

シャンプーをしすぎない

猫は自分でグルーミングをして体を清潔に保つため、基本的にシャンプーは必要ありません。汚れが気になる場合は猫専用のシャンプーで洗ってもかまいませんが、1~2ヶ月に1回程度にし、頻繁にシャンプーをしすぎないようにしましょう。

部屋を加湿する

空気の乾燥を防ぐために、冬場や、夏場でもエアコンを使用するときは、部屋を加湿し湿度を40~60%くらいに保ちましょう。加湿器を使うほか、洗濯物や濡らしたタオルを室内に干すことでも部屋の湿度を高められます。

保湿する

愛猫の乾燥肌が気になるときは、保湿剤でケアするのもひとつの方法です。ただ猫はグルーミングで保湿剤を舐めとってしまうため、口に入っても問題のない、猫用のものを選びましょう。特にシャンプー後は皮脂が失われて乾燥しやすいので、ドライヤーで乾かした後にしっかり保湿してあげられるといいですね。

栄養バランスの整った食事をとる

タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルは皮膚の健康維持に欠かせない栄養素です。これらの栄養素を中心に、バランスの整った食事を心がけましょう。

生活環境を整える

ストレスによる過剰なグルーミングを防ぐため、生活環境を整えることも大切です。愛猫が落ち着いて過ごせる場所や遊びの時間を確保する、トイレを清潔に保つ、キャットタワーを設置して運動不足にならないようにするといった方法を検討してみましょう。

猫の乾燥肌で受診する目安は?

乾燥肌の症状が軽度で他に症状がなければ、自宅で前述のケアをしながらしばらく様子をみてもかまいません。ただし下記の項目に当てはまる場合は、治療が必要だったり病気が隠れていたりする可能性もあるので、早めに動物病院を受診しましょう。

  • ケアしても症状が改善しない
  • フケが床に落ちるほど多い
  • フケがベタベタしている
  • しきりに引っ掻いたり舐めたりしている
  • かさぶた、脱毛、湿疹などの症状がある
  • 食欲や元気がない

猫の乾燥肌の相談はオンラインでも

乾燥肌が大きな病気につながることは少ないものの、愛猫のこととなるとちょっとした変化も心配になりますよね。とはいえすぐに動物病院に連れて行くのが難しい事もあるかと思います。そんなときはペットのオンライン診療サービス「ペットドクター」が便利です。自宅からオンラインで獣医師の診察を受けることができますよ。全国どこからでも利用できるので、困ったときは検討してみてください。