猫にもほくろができるの?悪性のできものとの見分け方は?
猫の病気

2025年12月5日

猫にも、ほくろのような黒い点ができることがあります。心配ない場合が多いですが、なかには病気が関係している場合もあるので適切に対処することが大切です。この記事では、猫の皮膚にできるほくろのような黒い点の原因や、悪性のできものとの見分け方などをご紹介します。

ほくろとは?猫にもできる? 

ほくろは、メラニン色素を作る細胞「メラノサイト」が皮膚の一部に集まってできる点状のできもので、人間と同じように猫にもできることがあります。色は黒や茶色など濃い色から、薄くて目立たない肌色などさまざまで、皮膚との境界が比較的はっきりしているのが特徴です。

ほくろは自然に消えるものではありませんが、多くの場合良性なので、変化がなければ様子をみてもかまいません。ただし念のため一度は動物病院で確認してもらうことをおすすめします。

【注意】猫にできる「黒い点」は、ほくろ以外の可能性も

猫にもほくろはできますが、黒い点がすべてほくろであるとは限りません。見た目は似ていても感染症や寄生虫、皮膚トラブルなどのサインのこともあります。
猫に黒い点ができる主な原因は次のとおりです。

猫ニキビ(ざ瘡)

皮脂や汚れなどで毛穴が詰まることで起こる皮膚トラブルです。皮脂腺が多く毛づくろいがしにくい顎周りやしっぽの付け根にできやすく、初期は黒色や茶色の小さなブツブツが見られます。
症状が進むと、脱毛や出血、二次感染などを伴うこともあるので、早めの対処が大切です。

ノミ

黒い点が広範囲に見られる場合、寄生しているノミの糞の可能性も考えられます。
ノミを放置すると、痒みや炎症などの皮膚トラブルを引き起こすだけでなく、ノミアレルギーを発症して湿疹やかさぶたが広範囲にできることもあります。成虫だけでなく目に見えない卵や幼虫も寄生しているので、駆虫薬での治療と環境対策が必要です。

マダニ

マダニが寄生して猫の血を吸うと、黒くて丸いほくろのような見た目になります。マダニは貧血や皮膚トラブルの原因になるほか、感染症をうつすこともあります。
無理に取り除こうとすると皮膚が傷ついたり、マダニの頭部が皮膚に残ったりすることもあるので、必ず動物病院で対処してもらう必要があります。マダニは重篤な感染症を媒介することもあるため、速やかな受診が重要です。

腫瘍

メラニン色素を作る細胞が腫瘍化する「黒色腫」も、ほくろのように見えることがあります。
良性と悪性があり猫にできるものの多くは悪性とされていますが、そもそも猫での発生は稀です。とはいえ、黒色腫が疑われる場合は早期の検査が重要です。

こんなほくろや症状には要注意!悪性のできものの見分け方  

ほくろと悪性のできものを見た目だけで判断するのは難しいですが、一般的には悪性のできものには下記のような特徴があります。当てはまる場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
ただし見た目だけでは良性・悪性の判断は困難なため、気になるできものがあれば早めに受診することをおすすめします。

  • 皮膚とできものの境界がぼんやりしていて、輪郭がはっきりしない
  • 短期間で大きくなる、数が増える
  • いびつな形に盛り上がっている
  • 色がまだらで、黒や茶など濃淡の差がある
  • 出血やかさぶた、ただれを伴っている
  • 周囲の皮膚が赤い、炎症を起こしている

愛猫にほくろのような黒い点を見つけたらどうすればいい?正しい対処法 

愛猫にほくろのような黒い点を見つけたら、原因を明らかにするため早めに動物病院を受診することをおすすめします

猫にできる黒い点の多くは良性ですが、稀に悪性のできものや感染症、寄生虫などが関係していることもあります。自己判断でケアすると症状の悪化につながることもあるので、病院で指示された方法でケアするようにしましょう。

猫のほくろについての相談はオンラインでも

ほくろのようなできものがあるときは動物病院を受診したほうがいいとはいえ、他に症状がなかったり愛猫が気にしていなかったりすると、「受診する必要があるのかな」と悩むこともあるかと思います。

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