ミヌエットは涙がよく出る?涙やけのケア方法や注意したい病気について

猫の病気

2026年8月11日

愛らしい表情が魅力的なミヌエットですが、実は「涙が出やすく、涙やけになりやすい」という特徴があります。こちらの記事では、ミヌエットの涙やけの原因や動物病院を受診する目安、自宅でできるケア方法などをご紹介します。

ミヌエットの涙が出やすい!原因は?

ミヌエットは、猫の中でも特に涙が出やすい猫種です。
涙が目から溢れる原因は、大きく分けて「涙がうまく排出されないこと」と「涙が過剰に作られてしまうこと」の二つです。それぞれどのような理由で起こるのかをご説明します。

涙がうまく排出されない

涙は、本来目と鼻をつなぐ「鼻涙管(びるいかん)」という細い管を通って鼻に流れることで排出されます。
しかし鼻涙管が詰まる、あるいは狭くなると、行き場を失った涙が目から溢れてしまいます。
鼻涙管が詰まったり狭くなったりする理由には、先天的なものと後天的なものがあります。

先天的な理由

鼻が短い猫種は、生まれつき鼻涙管が折れ曲がっていて涙が鼻に流れにくいため、目から溢れやすいとされています。
ミヌエットは鼻が短い猫種で、この構造によって他の猫種よりも涙が溢れやすいです。
また猫によっては生まれつき鼻涙管の入り口が閉じているケースもあり、この場合も涙がうまく排出されません。

後天的な理由

目の炎症や鼻炎によって鼻涙管が腫れて狭くなったり、鼻涙管の入り口が詰まってしまったりすることがあります。

涙が過剰に作られてしまう

下記のような要因で涙が過剰に作られると、涙が溢れ出てしまうことがあります。

  • 結膜炎、ぶどう膜炎、緑内障などの目の病気
  • 特定の食べ物やハウスダスト、花粉などに対するアレルギー
  • 猫自身の毛やゴミなどの異物が目に入った際の刺激

ミヌエットは涙やけ(流涙症)に注意して

先にご紹介したような原因によって涙が目から溢れ出てしまう状態を、「流涙症」と呼びます。
そして流涙症によって溢れた涙が目の周りについたままになっていると、目の周りの毛が赤茶色っぽく変色する「涙やけ」を引き起こします。放置すると菌が繁殖し、皮膚トラブルや悪臭につながることもあります。

前述の通り、ミヌエットは生まれつきの鼻の構造によって涙が目から溢れやすく、流涙症、涙やけが起こりやすい傾向にあります
日頃の適切なケアや、早めの受診が大切です。

ミヌエットの流涙症の症状、サイン

以下のような症状や行動が見られた場合は、流涙症の可能性があります。
愛猫の目元にいつもと違う点がないか、日頃からチェックしてみてください。

  • 目元が常に濡れている
  • 目頭や目の下の毛が赤茶色に変色している
  • 目やにの量が増える
  • 目の周りを気にして前足でこする、物にこすりつけようとする
  • 目を開きにくそうにする
  • 白目が充血する
  • 目の周りから酸っぱいにおいがする

ミヌエットの涙・涙やけで受診する目安

愛猫の涙が一時的なもので、涙やけも軽度、かつ目や目の周りにいつもと違う点がなければ、しばらく様子を見てもかまいません。後述するケア方法で優しく涙を拭き取ってあげてください。
しかし愛猫の涙の量が普段より多く、下記のような症状がある場合は、目に痛みや異常があるサインです早めに動物病院を受診してください

  • 眩しそうに目を細めている
  • 黄色や緑色の目やにが出ている
  • 白目が充血している
  • 目を気にしてこすっている
  • まばたきの回数が多い
  • 自宅でのケアや食事改善を数週間行っても効果が見られない

ミヌエットの涙・涙やけのケア方法

ミヌエットの涙・涙やけをそのままにしていると、皮膚炎や感染症を引き起こす可能性があります。
涙が目から出ているときは、できるだけ毎日下記のような手順で目の周りをケアし、清潔を保ってあげましょう。
こまめにケアすることで、皮膚トラブルや涙やけの悪化を防ぐことにも繋がります。

1.目やにや目の周りの毛をふやかす

まずは、涙で固まった目の周りの毛や目やにをふやかします。蒸しタオルを愛猫の目元に数十秒当てましょう。
蒸しタオルは、水で濡らしたタオルを電子レンジで温めるか、タオルをお湯に浸して絞ることで簡単に用意できますが、熱くなりすぎないように注意が必要です。
愛猫に当てる前に必ず触って熱すぎないか確認してください。人肌よりほんのり温かいくらいが目安です。

2.涙やけや目やにを拭き取る

目の周りの毛や目やにがふやけたら、洗浄液や涙やけ用の専用クリーナーをたっぷり含ませたコットンやガーゼで目の周りを拭き取ります。
ゴシゴシこするのではなく、目頭から目尻にむかって、毛の流れに沿って優しく撫でるように拭き取ってください。

3.水分を取って保湿する

汚れを拭き取ったら、乾いた清潔なコットンやガーゼで軽く抑えるようにして水分を吸い取ります。
その後、保湿用のクリームやローションをつけてあげるのがおすすめです。皮膚のバリア機能を高めて、皮膚トラブルを防ぐことができます。

ミヌエットの流涙症・涙やけを予防する方法

これまでお伝えしてきたようにミヌエットは流涙症・涙やけになりやすいため、症状が出る前から予防しておくことが大切です。
下記のようなケアを日頃から意識して取り入れてみてください。

目元をこまめに拭き取る

ミヌエットは涙が出やすい猫種なので、愛猫の目をこまめに確認してあげましょう。
目が潤んでいたら涙が溢れて目の周りの毛に染み込む前に、乾いたガーゼやコットンで優しく拭き取ってください
先回りしてこまめに涙を拭き取ることで、涙が目の周りについて涙やけになるのを予防することができます。

目の周りの毛をカットする

目の周りの毛が伸びていると眼球を刺激して涙が出る原因になるほか、涙が毛につきやすく、涙やけも起こりやすくなります。
目頭や目の周りの毛は長く伸びすぎないようにカットしてあげましょう。
自宅で切るのは危ないので、動物病院やトリミングサロンで定期的にカットしてもらってください。

フードを見直す

フードの原材料が体に合わないと、鼻涙管を詰まらせたりアレルギーを引き起こしたりして、涙や涙やけの原因になることがあります。涙が増えてきたなと感じたら、フードを見直すのも一つの方法です。
獣医師に相談しながら、消化に良いものやアレルゲンを除去したものなど、愛猫に合ったフードへの切り替えを検討してみましょう。

室内の清潔を保つ

空気中のハウスダスト、ダニ、芳香剤などは、猫の目を刺激して涙を分泌させることがあります。
こまめに掃除機をかける、空気清浄機を活用するなどして、愛猫が過ごす空間の清潔を保つようにしましょう。

ミヌエットの涙・涙やけの相談はオンラインでも

愛猫の涙が多かったり涙やけが目立ったりすると、できるだけ早く解消してあげたいですよね。すぐに獣医師に相談できると良いものの、なかなかすぐに動物病院に連れて行けないこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリを通して愛猫の様子を獣医師に診てもらい、症状やケアについての相談をすることができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。