2026年5月13日
トイプードルは、目の周りの毛が赤茶色に変色する「涙やけ」になる子が多く、原因やケアの方法が気になることもあるかと思います。こちらの記事では、トイプードルの涙やけの原因や取り方、自宅でできる対策などをご紹介します。
トイプードルは涙やけができやすい?
「涙やけ」は、目から溢れた涙の成分が目の周りの毛に付いて酸化し、赤茶色に変色した状態です。
トイプードルは犬の中でも涙やけができやすい犬種です。その理由は、生まれつき以下のような体の特徴を持っている子が多いことにあります。
- 涙を鼻に押し流す管(鼻涙管)が狭い、変形している
- 涙を吸収する目頭の穴(涙点)が開いていない
これらの特徴から、通常は鼻へと流れるはずの涙が行き場を失い目からあふれるため、涙やけが起こりやすいです。
涙が目から溢れる理由は他にもいくつかあるので、次の章で詳しくご説明します。
トイプードルの涙やけの原因は?
前述の通りトイプードルの涙やけの原因は、涙が溢れて目の周りの毛に付着することです。
通常涙は目の外に溢れず、鼻へと流れていきますが、目から溢れて涙やけにつながる理由は主に下記の3つがあります。
涙の流れに異常がある
通常、涙は目を潤した後に鼻へと流れていきます。
しかし下記のような理由で涙の流れに異常が生じた場合、涙が鼻に抜けず目から溢れて涙やけになることがあります。
- 病気で涙の通り道が細くなったり閉じたりしている
- 生まれつき涙の通り道が狭い、閉じている
- 炎症や分泌物などにより、涙の通り道(鼻涙管)が詰まりやすくなっている
涙の量が多い
下記のような理由で一時的に涙が増え、それが目から溢れて涙やけにつながることがあります。
- 目の周りの毛やゴミが目に入って刺激された
- 角膜炎や結膜炎など目の病気にかかっている
- 花粉やハウスダストなどのアレルギーが関係し、目に刺激が加わっている
涙の保持機能が発達していない・低下した
子犬は目の周りの筋肉が発達途中で、涙の流れや生産量に異常がなくても涙が溢れ出てしまう場合があります。逆にシニア犬は加齢によって目の周りの筋肉が弱り、涙の保持機能が低下して涙があふれやすくなるケースもあります。
また、まぶたの縁にある「マイボーム腺」という脂を分泌する器官の働きが低下しても、涙が蒸発しやすくなり、涙やけの原因になります。
トイプードルの涙やけの基本の取り方
涙やけをそのままにしていると菌が繁殖し、悪臭がしたり皮膚炎を引き起こしたりする可能性があります。
愛犬に涙やけがある場合は、下記のような手順で取ってあげるようにしましょう。
1.濡らしたガーゼやコットンを用意する
ぬるま湯か専用の洗浄液で濡らしたガーゼやコットンを用意します。
水分量が少ないと拭き取る際に摩擦で皮膚を傷つける可能性があるため、ガーゼやコットンは充分に湿らせるようにしましょう。
市販の涙やけ専用シートを用意するのも良いでしょう。
2.マズルから目頭の方にかけて拭き取る
濡らしたガーゼやコットンを、マズル(鼻先から口元までの突き出た部分)から目頭にかけて軽く押し当てながら、変色している部分を優しく拭きます。
目やにが固まっている場合は、無理に引っ張らず湿らせてから優しく取り除きましょう。
眼球にガーゼやコットンが触れないように注意してください。
3.乾燥させる
拭き取りが終わったら、乾いたガーゼやコットンで残った水分を拭き取りましょう。
水分が残っていると細菌が繁殖しやすくなるため、必ず乾燥までセットで行うようにしてください。
トイプードルの涙やけに飼い主ができる対策とは?
前述の通りトイプードルは涙やけになりやすい犬種のため、日頃からの予防が欠かせません。ここからは自宅でできる涙やけの対策をご紹介します。
目元の拭き取りケアをこまめに行う
目の周りをこまめに拭くと、涙が毛に触れている時間が短くなり、目元の毛の変色を防ぐことができます。
ぬるま湯や専用の洗浄液で湿らせたガーゼやコットンで1日1〜2回程度、目の周りを拭き取りましょう。
ゴシゴシ擦るのではなく、優しく撫でるように拭いてあげてください。
まぶた(マイボーム腺)のケアを行う
マイボーム腺を詰まらせないために、以下のケアも無理のない範囲で取り入れられるといいでしょう。目元を常に清潔に保つことも大切です。
- 蒸しタオルやホットアイマスクなどでまぶたを温める(1回数秒〜数十秒程度)
- まばたきをさせる
- まぶたをやさしくマッサージする
目の周りの毛を整える
目の周りの毛が長いと毛が目に入りやすくなり、目を刺激して涙が出る場合があります。
月に1回程度トリミングを行い、目に毛が入らないよう目の周りの毛をカットしてもらうと良いでしょう。
フードを見直す
愛犬の体質やフードの内容によっては、フードによって涙や目やにの量に影響が出ることがあり、結果として涙やけが目立つことがあります。
消化しやすい良質なたんぱく質を含むフードや、不要な添加物を含まないフードに変更することで涙やけが改善する場合があるので、獣医師に相談しながら愛犬の体質に合ったフードに変えるのも一つの方法です。
水分補給をしっかりする
体内の水分が不足すると涙を排出する管に老廃物が溜まりやすくなり、目から涙が溢れて涙やけにつながることがあります。水分補給はしっかり行うようにしましょう。
水分をあまり摂りたがらない場合は、家の中に複数水飲み場を設置する、ウェットフードを取り入れる、フードに水を混ぜるなどすると良いですよ。
トイプードルの涙やけで受診する目安
愛犬に涙やけがあって下記のような状態が見られる場合は、早めに動物病院を受診しましょう。自宅でのケアだけでは治らない、目のトラブルが起こっている可能性があります。
- 目が充血している
- 目をしょぼしょぼさせている
- 眩しそうに目を細める
- 涙の量が急に増えた
- 前足で目を頻繁に擦ろうとしている
- 黄色いドロっとした目やにが出ている
- 目元の皮膚が赤く腫れている
- 目の周りから異臭がする
- ケアを続けていても涙やけが改善しない
トイプードルの涙やけの相談はオンラインでも
愛犬に涙やけができると、できるだけ早く綺麗にしてあげたいと思いますよね。ケアの方法に悩むこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリで獣医師に愛犬の涙やけを診てもらい、必要なケアや改善方法などを相談することができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。