トイプードルがかかりやすい病気7選|予防方法や受診目安も解説
犬の病気

2026年5月13日

トイプードルには、体質や体の構造、生活環境などの影響から、比較的みられやすい病気があります。愛犬に起こりやすいトラブルを知り、万が一のときには早めに気づいて対処できるようにしておきましょう。
こちらの記事では、トイプードルの体質やかかりやすい病気の予防方法、受診の目安などをご紹介します。

トイプードルの特徴と起こりやすいトラブル

トイプードルは、次のような体質や性格の特徴を持っています。

抜け毛が少なく伸び続ける

トイプードルの毛は抜けづらく、長く伸び続けます。
そのうえカールしているので、放置すると毛が絡まったり毛玉になったりしやすい傾向にあります。
適切なケアができていないと、汚れやよだれが付着して皮膚トラブルの原因になることがあります。

皮脂の分泌量が多い

個体差もありますが、トイプードルは皮脂の分泌が多い傾向にあります。
過剰に分泌された皮脂をそのままにしておくと皮膚に痒みが生じるほか、皮脂をエサにする菌が増殖して皮膚トラブルを起こすことがあります。

涙が溢れやすい

トイプードルは涙の通り道が細かったり詰まりやすかったりする子が多く、涙が目から溢れやすいです。
その結果、目の周りの毛が赤茶色に変色する「涙やけ」になることが多いです。

耳が垂れている

トイプードルは垂れ耳で、耳の穴がふさがった状態になっています。
そのため耳の中に湿気が溜まり、細菌や真菌が増殖して耳の中に炎症が起こりやすいです。

繊細で寂しがり屋

トイプードルは繊細で寂しがり屋の性格の子が多く、急な環境の変化や長時間のお留守番の後などはストレスが溜まりやすいとされています。
ストレスが溜まると皮膚や消化器のトラブルや、無駄吠えといった行動の変化が現れることがあります。

トイプードルがなりやすい病気・ケガ①膝蓋骨脱臼

どんな病気?

膝にあるお皿のような骨(膝蓋骨)が正常な位置からずれてしまう状態のことです。「パテラ」と呼ばれることもあります。
膝の違和感で歩き方に異常が生じたり、痛みを感じたりします。特に小型犬に多く見られる病気です。

原因は?

膝蓋骨脱臼の原因には、先天性と後天性のものがあります。
先天性は、生まれつき膝の溝が浅かったり、周囲の筋肉や靭帯に異常があったりすることで起こります。
トイプードルが膝蓋骨脱臼になりやすいのは、こうした先天的な要因が関与していることが多いです。

一方後天性は、交通事故やケガ、高いところから飛び降り、滑りやすい床の上での生活など、足腰への負担が積み重なることで発症します。

症状は?

  • 足を引きずって歩く
  • スキップのような歩き方をする
  • ケンケンで歩く
  • 3本足で歩く
  • 外れた際に痛みで鳴く
  • 腰を落とした状態で歩く

受診の目安は?

以下のような様子が見られる場合は、軽度の膝蓋骨脱臼の可能性があるため一度動物病院で相談すると安心です。

  • スキップのような歩き方をしている
  • 座り方がいつもと違う
  • 後ろ足を頻繁に上げる
  • 突然痛みで鳴く

以下の様子が見られる場合は症状が進行している可能性があるため、早急に動物病院を受診してください

  • 足を引きずって歩く
  • 3本足で歩く
  • ケンケンで歩く

予防方法は?

自宅のフローリングにはマットを敷き、滑りにくいようにしましょう。高い場所からの飛び降りを防止するために、階段やスロープを用意してあげるのも良いでしょう。

太ると関節への負担が増すため、食事の量の調整や適度な運動も意識的に行ってください。無理のない範囲での筋力維持のための運動や、毎日のお散歩を習慣づけると良いですよ。

治療方法は?

症状が軽いうちは、痛み止めの飲み薬や注射で治療をすることが多いです。関節ケア用のサプリメントが処方されることもあります。
投薬と並行して体重管理や筋力をつけるための運動、滑らないよう床にマットを敷く、高い段差をなくすなどの自宅の環境整備も大切です。

症状が進行している場合は、手術が行われることもあります。

トイプードルがなりやすい病気・ケガ②骨折

どんなケガ?

骨にヒビが入った、または欠けた、折れた状態のことです。
トイプードルは前脚の骨が特に細く、骨折しやすい犬種とされています。

原因は?

下記のようなシーンで骨が衝撃を受け、骨折することがあります。

  • 高いところから飛び降りる
  • 床で滑って転倒する
  • 抱っこをされていて落下する
  • 足を踏まれる
  • ドアに挟まる
  • 交通事故に遭う

症状は?

  • 患部を触ると嫌がる
  • 患部が腫れている、熱を持っている
  • 患部が変形している
  • 関節を動かすときに痛がる
  • 脚が不自然な方向に向いたまま戻らない
  • 脚を上げたままにしている
  • 立つことができなくなる

受診の目安は?

骨折は長時間放置しておくと、痛みが続いたり骨が変形したままくっついたりしてしまうため、骨折が疑われる症状が見られたら必ず動物病院で診てもらうようにしましょう
特に下記のような場合は命に関わる可能性があり危険なため、早急に受診するようにしてください

  • 骨が皮膚を突き破っている
  • 痛みが強く鳴いたり噛みつこうとする
  • 出血が止まらない
  • ぐったりしている

予防方法は?

フローリングにマットを敷いて滑りにくくする、ソファやベッドなど高い段差があるところに階段やスロープを設置して飛び降りを防止するなど、脚の負担をできるだけ減らせるよう家の中を整備しましょう。
足裏の毛を定期的にカットしておくのも滑り防止になります。

また飼い主の不注意で骨折させないよう、抱っこの際は両手で抱き抱えることを徹底し、落下を予防しましょう。
愛犬の脚を踏んだり挟んだりしてしまわないように、玄関やキッチンなど人の出入りが多い場所にはドアストッパーやペットゲートを設置するのもおすすめです。

治療方法は?

一般的には、金属製のプレートを骨折部分に沿わせて固定させる手術を行うことが多いです。
骨にヒビが入っているだけの場合や骨のずれが少ない場合などは、手術は行わずギプスで固定して様子を見ることもあります。

トイプードルがなりやすい病気・ケガ③歯周病

どんな病気?

歯の周りの組織(歯茎や歯を支える骨など)に起こる病気の総称です。
歯と歯茎の間の歯周ポケットに細菌が入り込み、炎症を引き起こします。症状が進行すると歯が抜ける他、顎の骨が折れたり臓器に影響を及ぼしたりすることもあります。

原因は?

歯周病の原因は、歯についた食べかすや歯垢が数日かけて歯石に変化し、そこに歯周病菌が増殖することです。

トイプードルは顎が狭く歯が密集していることや、乳歯が永久歯に生え変わらず残る「乳歯遺残」が遺伝的に起こりやすいことから、歯並びが悪くなり歯の隙間に汚れが溜まりがちです。
その結果、歯周病になりやすいとされています。

症状は?

歯周病は軽度から重度まで段階があり、それぞれ症状が異なります。重度に近づくほど全身に症状が現れることがあり、危険です。
初期段階では下記のような症状が見られます。

  • 歯茎が赤い、腫れる
  • 歯磨きや食事中に出血する
  • 口臭が強くなる
  • 黄色や茶色の歯石が付く

中程度の歯周病では下記のような症状が見られます。

  • 歯茎に明らかな赤み、腫れがある
  • 歯磨きや食事中に出血する
  • さらに口臭が強くなる
  • 歯茎が痩せてくる
  • 歯がぐらぐらする

重度の歯周病では下記のような症状が現れることがあります。

  • 歯がぐらぐらする、抜け落ちる
  • 歯茎から膿が出る
  • 強い痛みで鳴く
  • 顔が腫れる
  • 顎の骨が折れる
  • 鼻水やくしゃみが出る
  • 内臓(心臓・腎臓・肝臓)の機能に影響が出る

受診の目安は?

下記のような場合は、歯周病が重度で顔面や全身にも影響が及んでいる可能性があり危険です。早急に動物病院を受診してください

  • 歯茎から膿や大量の血が出ている
  • 歯が大きくぐらついている
  • 歯が自然に抜けてしまった
  • 目の下や頬が腫れている
  • 痛みから食事や水を飲むのを嫌がる
  • 口を触られるのを極度に嫌がる

下記のような場合は、初期の歯周病の可能性があります。数日以内でできるだけ早めに動物病院を受診して適切な治療を受けるようにしてください

  • 口臭がひどい
  • 硬いおもちゃやフードを噛んだときに歯茎から血が出る
  • 茶色や黄色の歯石が付いている
  • 歯茎が赤く腫れている
  • 食べこぼしが増える
  • よだれの量が増える

予防方法は?

歯周病を予防するには、こまめに歯磨きをして歯に汚れを残さないことが何より大切です。

トイプードルは歯が密集していて汚れが取りづらいので、歯の表面は歯磨きシート、細かい部分は小型犬用の歯ブラシなど、いくつかの道具を使い分けて丁寧に汚れを取り除いてあげるのがおすすめです。歯磨きを嫌がる場合は歯磨きジェルを舐めるところから始めましょう。
できるだけ毎日歯磨きをするのが理想ですが、少なくとも歯垢が歯石に変わる2〜3日に1回は行えると良いでしょう。

歯ブラシと並行して、歯磨きガムやおやつなどのデンタルケア用品を活用するのも良いですよ。

治療方法は?

歯周病が軽度の場合は、歯石の除去や歯周ポケットの洗浄、歯の表面の研磨などを行います。
中程度以上の場合は、抜歯や歯茎の一部を切除する手術を行うことがあります。

トイプードルがなりやすい病気・ケガ④外耳炎

どんな病気?

耳の中で炎症が起こる病気です。
トイプードルは垂れた耳で耳の入り口をふさいでいることや、耳の中に毛が多いことから、耳の中に湿気が溜まって炎症が起こりやすいとされています。

原因は?

外耳炎の原因には下記のようなものがあります。

  • アレルギー性皮膚炎
  • 皮脂過多による細菌や真菌の増殖
  • 耳ダニの寄生
  • 異物の侵入
  • ホルモン失調
  • 不適切な耳掃除

トイプードルは耳の構造上、耳の中に湿気が溜まりやすいため、 高温多湿の環境下で増殖しやすい細菌や真菌による外耳炎が多い傾向にあります。
細菌や真菌のエサとなる皮脂の分泌量が多いことも、外耳炎になりやすい要因の一つです。

症状は?

トイプードルが外耳炎になると下記のような症状が見られます。

  • 痒みで耳や頭を頻繁に掻く
  • 痒みや違和感で頭・首を激しく振る
  • 耳垢の量が増える
  • ネバネバした耳垢やドロっとした耳垢がある
  • 耳垢の色が黒、赤茶色をしている
  • 耳に赤み、腫れがある
  • 耳から悪臭がする
  • 耳だれが出る

症状が進行して中耳炎や内耳炎になると強い痛みが生じたり、神経に影響が出たりして、下記のような行動が見られることがあります。

  • 耳に触れられるのを激しく嫌がる
  • 首が左右どちらか片方に傾いている
  • 同じ場所でくるくる回る
  • 眼球が小刻みに揺れる
  • フラフラする、まっすぐ歩けない

受診の目安は?

外耳炎は自然に改善しにくく、悪化することも多いため、外耳炎が疑われる症状がある場合は動物病院を受診しましょう
特に下記のような症状は、外耳炎が進行して神経に影響が出ている可能性があり危険です。早急に動物病院を受診してください

  • 首が左右どちらかに傾いている
  • 同じ場所でくるくる回る
  • フラフラする、まっすぐ歩けない
  • 眼球が小刻みに揺れている

予防方法は?

1週間に1回は耳の中をチェックし、洗浄液を染み込ませたコットンやガーゼで耳の入り口の汚れを優しく拭き取りましょう。
トイプードルは耳の毛が多いため、1ヶ月に1回を目安にトリミングで耳の毛をカットしてもらうのも良いでしょう。
シャンプーや水遊びの後は耳に水気が残らないようしっかりと乾かすようにしてください。

治療方法は?

動物病院では、まずは専用の洗浄液で耳の中を洗浄することが多いです。
その上で耳の炎症に対する抗炎症薬、細菌や真菌に対する抗菌薬、耳ダニに対する駆虫薬など、原因に応じた薬の投与を行います。

外耳炎の症状が進行して中耳炎や内耳炎になっている場合は、鼓膜を切開したり耳道の一部を切り取ったりする手術を行う場合があります。

トイプードルがなりやすい病気・ケガ⑤アレルギー性皮膚炎

どんな病気?

特定の食べ物や環境中のアレルゲン(ハウスダストや花粉など)に免疫が過剰に反応して、皮膚に赤みや痒みが出る病気です。
トイプードルは遺伝的にアレルギー体質の犬が多いことや、毛が長く通気性が悪いことから、皮膚に炎症が起こりやすいとされています。

原因は?

アレルギー性皮膚炎の原因となるアレルゲンには下記のようなものがあります。

  • ダニ、ハウスダスト、カビ、花粉などの環境アレルゲン
  • 牛肉、鶏肉、魚、卵、大豆、牛乳、小麦などの食べ物
  • ノミ、寄生虫

症状は?

アレルギー性皮膚炎になると、耳、ワキの下、内腿、指の間、肛門付近、顔周りなどに下記のような症状が現れます。

  • 強い痒みが生じる
  • 皮膚の赤みや発疹が現れる
  • 湿疹が現れる
  • 毛が抜ける
  • フケが出る
  • 皮膚が厚くなる、かさぶたができる

受診の目安は?

アレルギー性皮膚炎は自然に改善することは少なく、そのままにしておくと症状が悪化するおそれがあります。
赤みや痒みなどアレルギー性皮膚炎が疑われる症状が数日続く場合は、動物病院を受診しましょう
特に下記のような症状がある場合は、強いアレルギー反応や痒み・痛みが生じている可能性があるため早急に受診してください

  • 一晩中掻き続けている、痒みで眠れない
  • 血や膿が出るほど掻き続けている
  • 顔面が極端に腫れている

予防方法は?

ダニやカビ、花粉などの環境アレルゲンを避けるために、家の中をできるだけこまめに掃除して、寝具やカーペットを定期的に洗濯するようにしましょう。
皮膚のバリア機能を維持するために、月に1〜2回程度シャンプーをして皮膚を清潔に保ち、こまめに保湿剤で保湿してください。

食物アレルギーが疑われる場合は、獣医師と相談してアレルゲン除去食や療法食を試すのも一つの方法です。

治療方法は?

動物病院を受診すると、症状に応じて痒み止めや抗炎症薬などを処方されることがあります。
治療と並行して、薬用シャンプーでの洗浄やこまめな保湿など、自宅でケアを行うことも大切です。

食物アレルギーが疑われる場合は、原因となるアレルゲンを除去したフードへの切り替えを勧められる場合があります。

トイプードルがなりやすい病気・ケガ⑥流涙症

どんな病気?

涙が目から溢れて、目の周りの毛が変色したり皮膚に炎症を起こしたりする病気です。
トイプードルは生まれつき涙の通り道が狭い、またはふさがっている場合があり、涙が目から溢れやすいことから、流涙症になりやすいとされています。

原因は?

下記のような理由で涙が過剰に分泌されることで流涙症が起こることがあります。

  • 異物混入などによる刺激
  • 結膜炎や角膜炎などの炎症
  • 目の筋肉の衰え

また何らかの理由で涙の通り道が詰まることや、生まれつき涙の通り道が閉じていることで流涙症が起こることもがあります。

症状は?

  • 目の周りの毛が赤茶色に変色する(涙やけ)
  • 目の周りが濡れる
  • 目やにの増加
  • 目の不快感

受診の目安は?

下記のような状態が見られる場合は、治療が必要なトラブルが起こっている可能性があるため早めに動物病院を受診してください

  • 目が充血している
  • 目をしょぼしょぼさせている
  • 眩しそうに目を細める
  • 涙の量が急に増えた
  • 目を頻繁に擦ろうとしている
  • 黄色いドロっとした目やにが出ている
  • 目元の皮膚が赤く腫れている
  • 目の周りから異臭がする
  • ケアを続けていても涙やけが改善しない

予防方法は?

日常的に目の周りに涙が残らないよう、濡らしたガーゼやコットンで目の周りをこまめに拭きましょう。目の周りの毛が長いと毛が目に入って涙が出ることがあるため、月に1回を目安にトリミングで目の周りの毛をカットしてもらうのも良いでしょう。

また体質や食事内容が影響して涙やけが悪化する場合もあるため、獣医師に相談して愛犬の体質に合ったフードに変えるのも一つの方法です。

治療方法は?

目の周りをこまめに拭き取るなど自宅でのケアで症状が改善しない場合は、麻酔を施した上で涙の通り道を洗浄することがあります。

目の炎症や感染症が原因の場合は、抗生物質や抗炎症薬を投与することもあります。
先天的な目の構造が原因の場合は、手術が検討されることがあります。

トイプードルがなりやすい病気・ケガ⑦副腎皮質機能亢進症

どんな病気?

体の代謝やストレス応答に関わるホルモンが副腎という臓器から過剰に分泌され、体に様々な不調を引き起こす病気です。「クッシング症候群」とも呼ばれます。
トイプードルは、遺伝的に副腎皮質機能亢進症になりやすい犬種とされています。

原因は?

副腎皮質機能亢進症は、副腎からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌されることで起こります。コルチゾールが過剰に分泌される理由は主に下記の3つです。

  • 脳の下垂体にできた腫瘍の影響で副腎からコルチゾールが多量に分泌される。 犬はこの原因での発症が多い
  • 副腎そのものに腫瘍ができた影響で、コルチゾールが多量に分泌される
  • 他の病気の治療などでステロイド薬を長期間使っている影響で、コルチゾールが多量に分泌される

症状は?

  • 水をたくさん飲んで尿の量が増える
  • 食欲が異常に増える
  • お腹がたるんで膨らむ
  • 毛が薄くなる
  • 皮膚が薄くなる
  • 足腰が細くなる
  • 元気がない、ふらつく
  • 呼吸が早くなる

受診の目安は?

副腎皮質機能亢進症が疑われる症状がある場合は、一度動物病院を受診しましょう
そのまま放置していると糖尿病や高血圧、血栓症などの合併症を引き起こす可能性もあるため危険です。
特に下記のような症状が見られる場合は症状が進行している可能性があるため、早急に受診してください

  • 嘔吐や下痢を繰り返している
  • 元気・食欲が全くない
  • 息が苦しそう、呼吸しづらそう
  • 歩けない、ふらつきがひどい
  • 失神やけいれんが起こる

予防方法は?

腫瘍が原因で起こる副腎皮質機能亢進症は、明確な予防方法がないためできるだけ早く発見して治療を始めることが大切です。
1年に1〜2回は健康診断で血液検査を受けるようにしましょう
また水を飲む量や尿量の変化、皮膚の状態や脱毛の有無などを意識的に観察し、いつもと違う点がある場合は獣医師に相談してください。

ステロイド薬による発症を予防するためには、ステロイド剤を使用する際に獣医師に指示された用法・用量を必ず守ることが大切です。

治療方法は?

副腎皮質機能亢進症の原因がステロイドの投薬の場合は、ステロイド剤の投与を徐々に中止します。
その他の原因の場合は、副腎のホルモンの分泌をコントロールする薬などを投与します。この投薬は生涯を通して必要になることが多いです。

症状に応じて、副腎を取り出す手術や腫瘍に対する放射線治療を行う場合があります。

トイプードルに元気に過ごしてもらうために家庭でできる病気・ケガ予防

ここからは愛犬が元気に過ごすために飼い主ができる、病気やケガの予防方法をご紹介します。ここまでにご紹介した病気やケガの予防法と合わせて、毎日の生活の中で意識してみてくださいね。

定期的な健康診断を受ける

目立ったトラブルがない場合でも、1年に1回は健康診断を受けるようにしましょう。7歳以降のシニア期に入ったら、半年に1回がおすすめです。
ワクチン接種やノミ・ダニの予防、フィラリア検査などと合わせて受けるといいでしょう。

健康診断では病気の早期発見ができるほか、愛犬に合った普段のケア方法などを獣医師から教えてもらうこともできます。

愛犬に合った食事を与える

愛犬の体質に合ったフードを与えるようにしましょう。
子犬、成犬、シニア期によっても適切なフードは異なるので、定期的な見直しが大切です。愛犬のライフステージや体調を見ながら選んであげましょう。
どのフードがいいか迷う場合は、獣医師に相談して愛犬に合うものを提案してもらうのがおすすめです。

ストレス発散をさせる

トイプードルはストレスに敏感な犬種です。環境の変化や長時間のお留守番の後などは特にストレスが溜まりやすい傾向にあります。
飼い主とのスキンシップの時間を意識的に作る、長めの散歩をする、知育玩具を取り入れる、噛むおもちゃを与えるなど、愛犬に合ったストレス発散方法を見つけられると良いでしょう。

トイプードルの健康や病気の相談はオンラインでも

愛犬の健康状態やちょっとした異変が気になったときに、できるだけ早く獣医師に相談できると安心ですよね。とはいえすぐに動物病院に連れて行くのが難しいこともあるかと思います。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリを通して愛犬の様子を獣医師に診てもらい、症状や対処法についてのアドバイスがもらえます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。