スコティッシュフォールドは太りやすい?太りすぎの基準と対策一覧
猫の病気

2026年5月15日

スコティッシュフォールドは、性格や体質から太りやすい猫種だといわれています。丸いフォルムは可愛らしいですが、太りすぎは健康上問題になることも。こちらの記事ではスコティッシュフォールドが太りやすい理由や適正な体重、肥満対策などをご紹介します。

スコティッシュフォールドは太りやすい?

スコティッシュフォールドは温厚でおとなしい性格をしており、あまり動き回らず静かに過ごすのが好きな傾向にあります。そのため運動不足になりやすく、他の猫種に比べて太りやすいといわれています。

また食欲旺盛な猫も多く、これも太りやすい理由の一つです。

スコティッシュフォールドの「太りすぎ」が特に危険な理由

スコティッシュフォールドに限ったことではありませんが、猫の太り過ぎをそのままにしておくと下記のような病気を引き起こすリスクが高まり危険だとされています。

  • 糖尿病
  • 脂肪肝
  • 尿石症
  • 皮膚トラブル

またスコティッシュフォールドは、遺伝的に下記の病気にかかるリスクが高いとされています。これらを持病に持つ猫が太り過ぎると、症状がさらに悪化するおそれがあるため危険です。

骨軟骨異形成症

骨軟骨異形成症は軟骨や骨に異常が生じ、痛みや骨の変形、関節の違和感を引き起こす病気です。
スコティッシュフォールドの特徴的でもある「折れ耳」は、骨軟骨異形成症によってできたもので、折れ耳のスコティッシュフォールドは、骨軟骨異形成症に関連する遺伝的要因を持っているとされています。

骨軟骨異形成症がある猫が太ると、弱っている関節や骨に体重がかかって激しい痛みや歩行困難を引き起こす可能性があります。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は、心臓の筋肉が異常に厚くなり、心臓のポンプ機能や血流に異常が起こって体に上手く血液が送れなくなる病気です。重症化すると命に関わることもあります。

肥大型心筋症を発症している猫の体重が増えると、心臓にかかる負担がさらに大きくなって、症状を悪化させるリスクが高まります。

スコティッシュフォールドの標準体重は?

標準体重とは、病気にかかりにくい最も健康的な体重のことです。
猫の場合は、成猫になったときの体格や体型をもとに、その猫に合った適正体重を判断します

スコティッシュフォールドは、成猫となる1歳ごろにはオスは3.0〜6.0kg、メスは3.0〜5.0kgほどになり、これが一般的な体重の目安とされます

肥満の基準と「太りすぎ」のセルフチェック

こちらの章では、スコティッシュフォールドの肥満の基準と太りすぎかどうかをチェックするための方法をご紹介します。

肥満の基準

個体差はありますが、成猫が標準体重より15〜20 %以上重いと肥満と判断されることが多いです。
例えば標準体重が3kgの猫が3.45kg以上、標準体重が5kgの猫が5.75kgある場合は肥満といえます。

太りすぎのチェック方法

見た目や感触でも太りすぎかどうかをチェックすることができます。下記のような場合は、肥満と判断されることが多いです。

  • 上から見て腰のくびれがない
  • 横から見ると胸からお腹にかけて吊り上がっておらず丸みを帯びている
  • 肋骨や背骨に触ろうとしても厚い脂肪に覆われてすぐに触ることができない(骨の感触がない)

下記のような場合は「やや肥満」とされています。

  • 肋骨に触ることはできるが、脂肪がついているのを感じる
  • 横から見た際に胸からお腹にかけて吊りあがっておらず丸みがある

スコティッシュフォールドの肥満対策

ここからはスコティッシュフォールドの肥満対策をご紹介します。
これまでご紹介した通り、スコティッシュフォールドにとって体重の増加は、病気の発症や悪化など様々なリスクに繋がります。日ごろからしっかりと肥満対策を意識しましょう。

体重と体型を定期的にチェックする

できれば週に1回、少なくとも月に1回は体重を測りましょう
自宅で体重を測る際は、愛猫を抱いて体重計に乗り、人の体重を引き算すると簡単に測定することができます。
前章でお伝えしたような見た目や感触でのチェックもこまめに行うと良いでしょう。

短期間で急激な体重増加がみられる、太り気味の場合に後でご紹介するような食事や運動を行ってもなかなか変化が見られないというときは動物病院で相談しましょう。

食事を見直す

基本的には愛猫の体重に合わせたフード量を与えるようにしてください。適切なフード量の目安は、フードのパッケージに表示されています。

それでも太ってしまう場合は、獣医師に相談してダイエット用に開発されたフードに変更するのも一つの方法です。
フードを変更する際は、一気に変えるのではなく、それまで食べていたフードに新しいフードを少しずつ混ぜながら切り替えるようにしましょう。

おやつの内容や量にも注意が必要です。
鶏のササミや白身魚など脂質の少ないおやつを選び、欲しがるままに与えるのではなくご褒美にするなど、限られたタイミングだけで与えるようにしましょう。
おやつを多めにあげた日はフードの量を減らすなど、1日の中で食事量を調整できるといいですね。

運動習慣をつける

運動だけで体重を落とすのは難しいですが、脂肪の燃焼を促進することができます。

スコティッシュフォールドは活動量が少ない傾向があるため、 1日に数回、それぞれ5分程度でも良いので、猫じゃらしなどのおもちゃを使って意識的に遊んであげましょう。運動はもちろん、飼い主とのコミュニケーションにもなります。
キャットタワーの上におやつを置いて上り降りするきっかけを作ったり、家具とキャットタワーの配置を工夫して愛猫が飛び移れる環境を作ったりするのも良いでしょう。

スコティッシュフォールドの体重に関する相談は、オンラインで

愛猫が「少し太っているかも…」「ダイエットしているのになかなか痩せない」など、体重に関する悩みがあるときに、気軽に獣医師に相談できると安心ですよね。
そんなときはペットのオンライン診療アプリ「ペットドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリ上で愛猫の様子を獣医師に診てもらい、適正な体重や必要なケアなどの相談ができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。